Billboard Monthly Top40紹介
2012 5
月号


# Top40
デビュー

収録アルバム

曲名/アーティスト名
/プロモーショナルレーベル
最高位
1 5/5

"Payphone"
 Maroon 5 feat. Wiz Khalifa (A&M/Octone)
2
2 5/5

"BURN IT DOWN"
 Linkin Park (Warner Bros.)
30
3 5/5

"Drank In My Cup"
 Kirko Bangz (LMG/Unauthorized)
28
4 5/12

"Work Hard, Play Hard"
 Wiz Khalifa (Rostrum)
17
5 5/12

"Lights"
 Ellie Goulding (Cherrytree)
2
6 5/19

"Both Of Us"
 B.o.B. feat. Taylor Swift (Rebel Rock/Grand Hustle)
18
7 5/19

"Where Have You Been"
 Rihanna (SRP/Def Jam)
5
8 5/19

"Back In Time"
 Pitbull (Mr.305/Polo Grounds)
11
9 5/26

"Scream"
 Usher (RCA)
9
10 5/26

"Somethin' Bout A Truck"
 Kip Moore (MCA Nashville)
29
11 5/26

"Faded"
 Tyga feat. Lil Wayne (Young Money/Cash Money)
33




 5月5日エントリー分。
 
 今週は3曲。うち2組は00年代を代表するバンド。3位にマルーン5、30位にリンキン・パークがそれぞれ初登場。この2曲はいずれも新作からの1stカットで、なんとこの2組新作を同日発売します。つまり直接対決。この原稿を書いているのが6月28日なんですが、約1週間後に発表される7月14日付で直接対決です。売り上げ予想ではほんと1〜2万枚の僅差でリンキンが1位、マル−ンが2位という予想が出ていますが、果たしてどうなるでしょうか。シングルの音のほうはというと両者全く歩み寄りを見せないくらい別物。マルーンの「Payphone」はどことなくブルーノマーズマナーな温もりのある木目調のエレピが「Nothin' On You」的で最初耳を惹くんですが、サビで一気にテンポアップするあたり、いわゆる普通の”ブルーノ調ミディアム”では終わっていません。サビ部分がどことなく携帯もしくはデジタル家電のCMに使えそうな雰囲気。プロデュースは、シェルバック&ベニー・ブランコ。まあわかりやすくいうと、マックスマーティン&Dr.ルークの一番弟子さんコンビですな。

いっぽうリンキンのほうは、電子音を多用しながらも楽曲全体の構造はむしろ「Numb」(03/#11)とか「Breaking The Habit」(04/#20)とかあの頃の懐かしい感じがするんですが、皆さんどう感じてるんでしょう。少なくともアダルトロック路線は脱したかなと。センター争いでは相変わらずチェスターにその座を譲りっぱなしですが、篠田も本曲ではきちんとそれなりのラップパートを用意され結構頑張ってます。上からマイク。

ラスト40位は新人ラッパー カーコ・バングズ。89年生まれの22歳。まさかの平成生まれですね。平成ラッパー。いわゆるドレイク以降と言われるラッパーの一人です。アンビエントなけだるいトラック上で、リズムに身を任せるように唄いながらラップする感じの。ドレイク系のいいところはボーカルの自由度が高いところですが、この辺も雨後の筍のように出まくってくると差別化が難しいような。ヒューストン出身のラッパー。同郷の先輩ラッパーにはカミリオネア(10個上)やリル・フリップ&ポール・ウォール(共に8個上)などがいます。



 5月12日エントリー分。
 
 今週は2曲。17位に初登場したのは"葉っぱ"なイメージでお馴染みのウィズ・カリファ。スミージントンズが制作に参加し、葉っぱ師匠 スヌープおじさんまで参加させたあの間違った青春賛歌(笑)からはや半年、ちょっとヒップホップ局向けな音にリセットし、再始動です。この曲は次のアルバムに収録される予定ですがなかなか具体的なリリーススケジュールが聞こえてきません。40位はエリー・ゴールディング。UKの女性ポップシンガーで、これが初めてのBillboard HOT100ヒットとなります。演歌的に19週かけてようやく40イン。昨年2011年の8月20日付で85位に1週だけ登場して消え、今年1月14日付で再登場してから長い道のりでした。例のUKのBBCのブレイク新人予想で2010年に高評価だった人で、この曲の前にUKでは「Starry Eyed」(UK4位)、「Your Song」(2位)などがヒットしていました。「Lights」は2011年リリースのUS盤、UK新装盤には収録されていますが、2010年に初回生産されたUK盤には収録されていないので注意しましょう。



 
 
 

 5月19日エントリー分。
 
 今週は3曲。18位に初登場したのは10年デビュー組の1人 文系ラッパーB.o.B.。前シングル「Strange Clouds」でどうなるかと危ぶまれましたが、彼にポップ分野での活動を期待する声は大きく「Both Of Us」できっちり既定路線に修正してきました。ここにきてますますジャンルレスな活動を見せるテイラー・スイフトがサビ唄でがっつり参加。29位にリアーナの新曲。「We Found Love」が自身過去最大のヒットとなりましたが、アルバム『Talk That Talk』からのこれで5曲目の40ヒットです。「We Found Love」と同じく、DJカルヴァン・ハリスが制作で全面参加ということで、エナジー系な仕上がりになっています。いまこの文章書いてる時期が9月なんですが(苦笑)、今年のサマソニでも見事メインステージのトリを務め、この曲では股間サワサワダンスを披露していました(前知識なかったので最初「え?」とか思っちゃいました)。

30位も同じく2012サマソニ組のピットブル。この人はマリンステージ午後3時くらいでしたね。大阪は機材トラブルでキャンセルだったようで残念でした。私は他のアーティストとバッティングして観れなかったのですが、スタンド席でも立ち上がって踊りまくってる人がいるくらいすんごい盛り上がりだったそうです。まさか日本にピットさん需要があるとは・・。この曲は映画『MIB3』の主題歌。昔はウイル・スミスの役回りでしたが10年代の適役は彼ということなんでしょう。50年代歌謡であるミッキー&シルヴィア「Love Is Strange」(57/#11)を全面的に下敷きにしています。



 5月26日エントリー分。
 
 今週も3曲。25位に入って来たのはアッシャー。最新作『Looking 4 Myself』からは「Scream」がR&Bステーション向けカットだったようで、こちらの「Scream」がトップ40/メインストリーム局向けのカットになります。制作がマックスマーティン&シェルバックコンビということで、「DJ Got Us Fallin' In Love」以来ですね。どなたかがブレイクアウトのコメントで書いていましたが、「時代と寝る男」という称号は彼のためにあるような言葉の気がします。35位は声がかなり男前な新人カントリー男vo.キップ・ムーア。今年4月にリリースされたデビュー作からこの曲が初のカントリーNo.1となり、初の40ヒットとなります。イントロは重厚そうで正直構えてしまいますが、サビの畳み掛ける説得系なメロ展開は結構キャッチーですし、ラストの「ハッ!」のキメなどなかなか食いつけそうなポイントは多めです。こういうのはスティーヴン・タイラー辺りに歌わせても面白そう。37位はジムクラスヒーローズのフロントマン トラヴィマッコイの従兄弟である 若手ラッパー タイガ。ドレ、ゲーム、クーリオらと同郷のコンプトン出身。リル・ウェインさんが社長を務めるヤングマネーの稼ぎ頭の一人です。「Rack City」に続く自身2曲目の40ヒット。わかりやすい音に走るラッパーが多いの中この人は徹底してストリート向けなシングルしかカットしませんね。アルバムにはもっとキャッチーな曲がいくつもあるのに残念。
 
 


 


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文責: はまべ
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