Billboard Monthly Top40紹介
2012 3
月号


# Top40
デビュー

収録アルバム

曲名/アーティスト名
/プロモーショナルレーベル
最高位
1 3/3

"Part Of Me"
 Katy Perry (Capitol)
1
2 3/3

"Starships"
 Nicki MInaj (Young Money/Cash Money)
5
3 3/3

"Turn Up The Music"
 Chris Brown (RCA)
10
4 3/3

"What Makes You Beautiful"
 One Direction (SYCO)
4
5 3/3

"Greatest Love Of All"
 Whitney Houston (Arista)
36
6 3/10

"So Good"
 B.o.B. (Rebel Rock/Grand Hustle)
11
7 3/10

"Good Girl"
 Carrie Underwood (19)
18
8 3/10

"Drive By"
 Train (Columbia)
10
9 3/10

"Wild Ones"
 Flo Rida feat. Sia (Poe Boy)
5
10 3/10

"Call Me Maybe"
 Carly Rae Jepsen (604/School Boy)
1
11 3/17

"Live My Life"
 Far*East Movement feat. Justin Bieber (Chreetree)
21
12 3/17

"Feel So Close"
 Calvin Harris (Ultra)
12
13 3/17

"Rumour Has It"
 Adele (XL)
16
14 3/17

"Over You"
 Miranda Lambert (RCA Nashville)
35
15 3/31

"A Woman Like You"
 Lee Brice (Curb)
33
16 3/31

"Birthday Cake"
 Rihanna feat. Chris Brown (SRP/Def Jam)
24




 3月3日エントリー分。
 
 今週は5曲。初登場1位となったのはケイティ・ペリーの新曲。5曲ものNo.1ヒットを生み出したアルバム『Teenage Dream』の新装盤に収録された新曲になります。新装盤には既発曲も含めて7曲のトラックが追加されました。なんだかんだ言って初動41.1万ダウンロードは立派です。まあこれがあのアルバムからの6曲目のシングルと言えるかと言われれば普通に私は「No」を突き付けますけど。Dr.ルーク&マックス・マーティンのヒット既定路線コンビ制作ですが、前5曲と比較するとえらい前のめりなアッパーサウンドです。9位初登場はニッキ・ミナージュ。公式には「ミナージ」ではなく「ミナージュ」らしいです。本当は新作からの先行カットだったんですが、ここのページの更新速度が余りにも遅いのでその新作が発売されちゃいました。すみませんね。そう、この曲を含む待望の2ndアルバム『Pink Friday: Roman Reloaded』は初動37.5万枚を売り上げ無事初登場1位ゲットです。ビーフだのなんだの世間を騒がせてますがそんなリル・キムもようやく安心して後釜を任せられる新人が現れたのでここぞとばかりに盛り立ててるんでしょう。ようやくといった感じです。「こいつがそうか、いや違うな、こいつこそそうだろ、いや、やはり違う・・・」と何せ1.5デッケイドほど待たされましたから。この曲はDr.ルークかと思わせておいてレッドワン制作。ニッキのラップパートはオマケに近く、ほとんどフック部分だけで出来てるようなもんですが、それでも本人の個性が溢れ出てるというか、彼女を何も知らない層にアピールするにはこういう曲でいいと思うんですよね。そこを間口に興味がわけばもっと違う視点で彼女を追っかけるわけで。そういう意味では完璧に近いアルバムからの1stシングルだと思ってます。

10位はすっかり勢いづいたクリス・ブラウンの新曲。今回もノってるのか、この音にしてこのタイトル。5/4に発売予定の新作『Fortune』からの1stシングルになります。シングルのジャケットには日本語で「幸運」との2文字が踊ってますが、リアーナとの復縁はどこまで本当なんでしょう。28位はUKのボーイズ・バンド ワン・ダイレクション。UKの人気オーディション番組X-Factorの第7シーズン出身(優勝ではない)で、1年後になぜか大手Columbiaと契約して全米上陸、この曲が全米でも1stシングルとなります(UKでは2011年に既にNo.1獲得済み)。まあ何とも特筆しがたいボーイズグループなポップスなんですが、10年たってまたこういう時代が巡って来たのかという思いです。今ウォンテッドも売れてますよね。

そしてその流れでこの曲を紹介するのは忍びないのですが、チャートは時に残酷です。
ここで36位に故ホイットニー・ヒューストンの既存No.1ソング「Greatest Love Of All」がダウンロードセールスの恩恵を受けてリエントリーで40入り。めっちゃいいバラードです。所詮ノン・リアルタイマーな私がここで何を言っても響かないので、アルバム『Whitney Houston』からの、「Saving All My Love For You」「How Will I Know」に続くNo.1シングルとだけ言っておきます。



 3月10日エントリー分。
 
 今週は5曲。11位に初登場したのはラッパー B.o.B.。デビューがデビューだけに、ポップラッパ−&文系ラッパー期待の星としての宿命を背負いながら、前シングル「Strange Clouds」(12/#7)で軽く期待を裏切ってきましたが、そうは世間と問屋が卸さないようです。というわけでみんなが知ってるB.o.B.路線で見事復帰、今回プロデュースを務めるのはライアン・テダーです。彼も作り手としての状況は斜陽気味かと思ってましたが、まだまだそうでもないようです。24位初登場はキャリアン。3年ぶりに発売される新作からの先行カットのようです。彼女はカントリーステーションでヒットした後、アダルト系ステーションにポップミックスで売り込まれてロングヒットを記録しがちなのでこの曲も要注意です。7週目で堅実に下から上がって40入りしたのは最早中堅バンドのトレイン。会社でいうと、ある程度自分の裁量で何でも出来てしまうバリバリな世代です。「1アルバムにつき1ヒット」というトレインの既定路線を見事なまでに裏切ってくれた前アルバム『Save Me, San Fransisco』からは「Hey, Soul Sister」(09/#3)、「If It's Love」(10/#34)、「Marry Me」(10/#34)の3曲ものヒットが生まれましたが今回はどうなんでしょうか。この曲は4/17発売の6thアルバム『California 37』からのリードカット。もはや「Hey, Soul Sister」のような ”ちい散歩路線” ではなく、しっかりと彼らも前を見据えて歩こうとする強い意志がこの曲からは感じ取れます。

 35位は完全にエレクトロ界のラッパーとなってしまったフロー・ライダ−。ここまで来るとむしろ非ハウス/4つ打ち路線な曲は出せないんじゃないか?といういらん心配までしてしまいます。この曲はゲッタ先生の新作にも参加していたオーストラリア出身のベテラン女性SSW Siaさんをゲストボーカルに迎えた多幸感あふれる仕上がりです。この前ヒットしたばかりの「Good Feeling」(12/#3)と共に、いつリリースされるかわからない『Only One Rida (Part 2)』に収録される模様。38位初登場はカナダ出身のポップ系SSW、カーリー・レイ・ジェプセンさん(26)。カナダではこの曲は既にNo.1になってますが、全米では初のHOT100ヒットです。流行りのダンスポップ路線を基調としながらも、静かに始まるイントロから一気に爆発するカタルシスなサビ、ちょっとしたロリ臭が漂うボーカル、サビ部での合いの手を入れるようなストリングスの煽り等、ここ10年間の女性ポップロックシンガーのヒット曲のいいところをすべて研究しつくして凝縮したようなある意味ずるい作りです。ズルい女。






 
 
 
 
 3月17日エントリー分。
 
 今週は4曲。21位初登場はファー・イースト・ムーヴメントの新曲。在米日中ハーフのケヴ・ニッシュ(ケヴィン・ニシムラ)を中心としたオールアジアンなエレクトロ・ヒップホップ・グループ です。「Like A G6」(10/#1)がNo.1になったのは今から2年前。新作からの先行シングルとなるこの曲は盆踊りラテン系な音を得意とする レッドワンのプロデュースで、最近のエンリケやジェニロペ辺りの音とも通じるものがあります。ジャスティン・ビーバーを客演に迎えたんですが、エアプレイヒットには至りませんでした。今年のソニックマニアに出演が決まっています。次34位はカルヴァン・ハリス。スコットランド出身の若手人気DJですが、一番わかりやすい言い方をすると最近リアーナの「We Found Love」を大ヒットに導いた人です。DJさんですので普通自分では歌わないのですが、なんとこの曲に限っては彼自身がボーカルを担当しています(恥ずかしながら最近その事実を知りました)。既にUKではアルバム2枚を大ヒットさせていてNo.1シングルもあるのですが、リアーナの曲を足掛かりに全米でもいよいよ本格ブレイクの模様。ガンズの「Sweet Child O Mine」のリフをぶつ切りにしてそのままフロア向けな音にしたような非常にわかりやすいメジャー系ダンスポップです。ちなみにカルヴァンは今年のサマソニに出演が確定しています。

39位はアデル母さん。『21』から「Rolling In The Deep」「Someone Like You」「Set Fire To The Rain」の3曲のNo.1シングルに続く4thシングルです。先行してグリーがカバーしていましたが、既発のシングル曲とは趣きが異なるというか、レトロかつ男前でえらく華やかな雰囲気です。なんとプロデュースはライアン・テダー。この音からだと彼が携わっているのがちょっと想像がつかないのですが、最近はギャビン・デグロウ「Not Over You」なんかも手掛けていましたし、作風が変わってきたのかもしれません。ラスト40位はブレイク・シェルトンの妻 ミランダ・ランバート。今最も夫婦で稼いでいるカントリーシンガー。この曲は昨年発売した4thアルバム『Four The Record』からの初の40ヒット。今までちゃんと聴いていませんでしたがテイラーみたいなこんな甘酸っぱい感じの曲歌う人でしたっけ?カントリー女vo.というと「強い女臭」が前面に出過ぎるきらいがあるのですが、この曲はまったくそういう雰囲気が漂っていません。しかし彼女まだ28歳なんですね・・。だったらこういう音も許されるのかも。



 3月24日エントリー分。

 
 今週のエントリーはありません。



 3月31日エントリー分。
 
 今週は2曲。38位はカントリー男vo. リー・ブライス。新人さんでしょうか。2010年デビューの32歳で、この曲を含む2ndアルバムが4/24発売予定です。アコギの音色が綺麗。ラスト39位は問題作(笑)。リアーナの新作『Talk That Talk』にわずか1分ちょっとのインタールードとして収録されていた曲を、復縁したばかりのクリス・ブラウンを迎えてシングル用に編集し直しました。中盤では、リアーナとクリスの掛け合いラップを聴くことができます。なお、この文章を執筆している4/21現在でまだシングルバージョンはiTunes USで販売されていません。


 
 


 


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文責: はまべ
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