Billboard Monthly Top40紹介
2012 2
月号


# Top40
デビュー

収録アルバム

曲名/アーティスト名
/プロモーショナルレーベル
最高位
1 2/4

"Without You"
 Glee Cast (20th Century Fox TV)
28
2 2/4

"Blackout"
 Breathe Carolina (Fearless)
32
3 2/4

"You"
 Chris Young (RCA Nashville)
34
4 2/11

"Somebody That I Used To Know"
 Gotye feat. Kimbra (Samples 'n' Seconds/Fairfax)
1
5 2/11

"Tonight Is The Night"
 Outasight (Warner Bros.)
38
6 2/11

"Glad You Came"
 The Wanted (Global Talent/Mercury)
3
7 2/18

"Give Me All Your Luvin'"
 Madonna feat. Nicki MInaj & M.I.A. (Live Nation)
10
8 2/18

"Smooth Criminal"
 Glee Cast feat. 2Cellos (20th Century Fox TV)
26
9 2/18

"A Thousand Years"
 Christina Perri (Summit/Chop Shop/Atlantic)
31
10 2/18

"Strip"
 Chris Brown feat. Kevin K-MAC McCall (Jive)
37
11 2/25

"We Are Young"
 fun. feat. Janelle Monae (Fueled By Ramen)
1
12 2/25

"I Will Always Love You"
 Whitney Houston (Arista)
1
13 2/25

"I Wanna Dance With Somebody (Who Loves Me)"
 Whitney Houston (Arista)
1




 2月4日エントリー分。
 
 今週は3曲。28位はグリー。シーズン3からで、ゲッタ+アッシャーのほうのカバーです。ニルソンではありません。ボーカルは女性。Gleeでは男vo.元曲を女性が、女vo.元曲を男性が歌う、という逆パターンは王道みたいですね(ドラマ観てるわけではないのでよくわかりませんが、なんとなく傾向的に)。32位はブリーザ・キャロライナなるUS出身の2人組エレクトロユニット。3Oh!3辺りからの系譜かもしれませんが、やはりこれをポップというにはちょい行きすぎと思えるややバキバキ風味なエレクトロもある程度メインストリームで許容される時代になりました。これも最近話題のスクリレックスとかの功績なのかもしれません。ダウンロード主体でなくあくまでラジオから火がついたことに私は意味があると思います。ラスト14週かけて37位に入って来たのはカントリー男vo.クリス・ヤングの「You」。85年生まれ。若手です。40ヒットは3曲目。適度に80's AOR/ブラコン臭さも漂い、時と場所を選べばすごく気持ちよく聴けそうなタイプの曲です。



 2月11日エントリー分。
 
 今週も3曲。31位に入って来たのは・・・えーっと説明が難しいのですが、今はオーストラリアを拠点として活動するベルギー生まれのセルフメイドオールラウンドソロアーティスト ゴティエ。出始めはベックやレニクラ、メディ辺りなんかとも比較されていましたが、声を聴く限りではピーター・ガブリエルや初期スティング臭い(某氏いわく)香りも漂います。PVを観ただけで賛否両論なアーティスティックな感じも漂うんですが、この曲がなんと「モダンロックチャート」で1位になったり、USとは違うツボがあるUKシングルチャートで#1になっていることがある意味 異種なアーティストであることの証明かもしれません。ちなみにヒットの初動はモダンロックチャートでしたので、その辺のFM局でも曲をかけさせてしまう何か変な魅力があるのでしょう。Walk Off The Earthのカバーもそこそこ売れてます。38位はニューヨーク ヨンカーズ出身の男性ソロアーティスト。活動期間は5年程度ですが、この曲がメジャーレーベル大手Warnerと契約してのメジャーデビューシングルとなります。なんでもUSA版X-Factor中のペプシCMに起用され、後にX-Factor USAでもパフォーマンスして火がつたとか。エレクトロポップ系で、これもダウンロード主体でなく、どちらかというとエアプレイで火がついた系です。ラスト40位はUKの5人組ボーイズバンド ウォンテッド。2ndアルバム『Battleground』から、本国でもNo.1になったこのシングルで初のUS 40デビューとなりました。なんとなく主旋律がフォルクローレ調な感じです。UKのボーイズバンド系で40ヒットも久しぶりですが、USでTop5入りするほどのヒットというとどれくらい前に遡っていいかわからないくらいです。


 
 
 
 2月18日エントリー分。
 
 今週は4曲。13位に入って来たのはマドンナの新曲。40入りは08年の「4 Minutes」以来4年ぶり。なんと今夏で御年54歳であります。曲の方はトニ・バジル「Micky」、グウェン・ステファニー「Hollaback Girl」、アヴリル・ラヴィーン「Girlfriend」のように昔から一定の支持が集まるチアガールサウンド。ある意味世間的にフォロワーと見られているガガに自身の曲でアンサーしたような形とも私は思っていて、ツイッタ−上で大物同士が会話を交わすしているような感じで挨拶を交わしたような、まああなたのことも気にしてますよ、でもオリジネーターは私ですよと
誇示したみたいな・・・はい、考え過ぎですね。プロデュースは、仏のベテランDJ マーティン・ソルヴェイグ。ゲッタやボブ・サンクラーと並ぶその筋の大物ですが、マドンナに使われたことによって非欧州圏でも知名度が上がるんでしょうか。26位はグリーで、ご存じマイケルのカバー。マイケル・ジャクソンのエピソードで取り上げられ、他に「Human Nature」(56位)、「Black Or White」(64位)、「Wanna Be Startin' Somethin'」(78位)、「Bad」(80位)が同週にHOT100に入ってきましたが一番人気で唯一40に入ったのはこの曲「Smooth Criminal」でした。約10年前にはエイリアン・アント・ファームがロックカバーしてますが(01/#23)、今回は日本でも大人気のクロアチアの2人組チェリストユニット 2チェロズを演奏に迎えてなんとも個性的なカバーを披露してます。38位はフィラデルフィア出身の女性シンガーソングライター クリスティーナ・ペリ。前作「Jar Of Hurts」(10/#17)は20週を超えてから息の長いヒットになりましたが、今作も16週かけて40入りと粘り強いところを見せました。前作はどうしようかと思うくらい思いつめたような辛辣な曲調だったんですが、今回はもっと穏やかで希望が見えそうな感じの曲調です。ラスト39位はクリス・ブラウン。復活作『F.A.M.E.』からは4曲もの40ヒットを連発しましたが、この曲は『F.A.M.E.』からではなくおそらく次のアルバムに収録されるものと思われます。しかし春にはもう新作出るんですね。どこまでがリアルかわかりませんがリアーナと仲直りしたというニュースも出てますし、昨年は客演が絶好調、いよいよ本気で運気は上向いてきたのでしょうか。




 2月25日エントリー分。
 
 今週は3曲。まず41位から一気に3位に飛び込んできたのは、フォール・アウト・ボーイ、ジム・クラス・ヒーローズらを輩出したFueld By Ramenレーベルからの新人バンド ファン。これが彼らにとって初のヒットらしいヒットになります。既に先行してグリーにカバーされていましたが、このたびスーパー・ボウル中に大量にオンエアされたシボレーのCMソング内で使用されたこともあって、スーパー・ボウル後爆発的にダウンロードで人気化しました。久々というかいつ以来だ?という高揚型歌い上げ系青春賛歌でそういったところも面白がられているのかもしれません。ちなみにこの曲を収録したアルバム『Some Nights』は、日本でも外資系量販店では1000円程度で売られていますね。元値も新人価格で安かったのかもしれませんが、円高でCDが安く買えるいい時代になりました(と書いてる今現在は既に米ドルは84円あたりまで戻してますが)。ラスト2曲はホイットニー・ヒューストン。正確な死因は不明ですが、先日2012年2月11日、わずか48歳という若さで急逝しました。80年代以降数々の大ヒットを放ってきたスーパースターだけあって訃報後セールス的にもエアプレイ的にも通常見られないような動きがありました。マイケルの没時にアルバムチャートでのカタログアルバムのエントリー可否のポリシーを変えたBillboardでしたが、今回の世間の動きを観て流石にポリシーを変えざるを得なかったのでしょう。瞬間最大風速的にはダウンロードでバースト的な売り上げを記録した今回の2曲が、HOT100でもトップ40にリエントリーを許されました。7位は、92年に14週連続1位を記録した自身も主演した映画『The Bodyguard』サントラのテーマ曲「I Will Always Love You」。いっぽう35位は、80年代にシングル7曲連続No.1の金字塔を打ち立てた中の1曲「I Wanna Dance With Somebody (Who Loves Me)」がリエントリー。懐かしのナラダ・マイケル・ウォルデン プロデュースですね。ちなみにiTunes USでは当時ジュニア・ヴァスケスのリミックスバージョンが売れまくるという珍現象が起きていましたが、実は当時iTunes USではこの曲はそのバージョンでしか購入できなかったことによるもの。唯一購入出来たバージョンは、Aristaから00年に出た2枚組ベスト盤(Disc2はDJによるりダンスリミックスばかりを集めた構成)で、この曲がジュニア・ヴァスケスのリミックスバージョンで収録されていたというのがからくりです。2012年3月現在は、iTunes USでもちゃんとオリジナルバージョンが購入できるようになっています。

 
 


 


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文責: はまべ
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