Billboard Monthly Top40紹介
2011 12
月号


# Top40
デビュー

収録アルバム

曲名/アーティスト名
/プロモーショナルレーベル
最高位
1 12/3

"Take Care"
 Drake feat. Rihanna (Young Money/Cash Money)
7
2 12/3

"Rumour Has It / Someone Like You"
 Glee Cast (20th Century Fox TV)
11
3 12/3

"You Da One"
 Rihanna (SRP/Def Jam)
14
4 12/3

"The Motto"
 Drake feat. Lil Wayne (Young Money/Cash Money)
14
5 12/3

"Tatoos On This Town"
 Jason Aldean (Broken Bow)
38
6 12/10

"Talk That Talk"
 Rihanna feat. Jay-Z (SRP/Def Jam)
31
7 12/10

"T.H.E. (The Hardest Ever)"
 will.i.am feat. Mick Jagger & Jennifer Lopez (will.i.am)
36
8 12/17

"Mary The Night"
 Lady Gaga (Streamline/KonLive)
29
9 12/17

"Set Fire To The Rain"
 Adele (XL)
1
10 12/24

"We Are Young"
 Glee Cast (20th Century Fox TV)
12
11 12/24

"Keep Me In Mind"
 Zac Brown Band (Southern Ground/Atlantic)
35
12 12/24

"Domino"
 Jessie J (Lava)
6
13 12/31

"International Love"
 Pitbull feat. Chris Brown (Mr.305/Polo Grounds/J)
13
14 12/31

"Sleazy Remix 2.0 Get Sleazier"
 Ke$ha feat. Lil Wayne, Wiz Khalifa, T.I. & Andre 3000 (Kemosabe)
37
15 12/31

"Lotus Flower Bomb"
 Wale feat. Miguel (Maybach)
38




 12月3日エントリー分。
 
 今週は5曲。まず、9位に入って来たのはドレイク。2ndアルバム『Take Care』からのタイトルカットで、同アルバムからはラジオ向けカットかはさておき「Headlines」「Marvins Room」「Make Me Proud」に続き4曲目の40エントリー。いきなりリアーナのボーカルで始まるので驚きますが、一応デュエットという体です。音も渋くて今回はほぼ完全な歌モノ仕様。で、この秋っぽい激渋サウンドが問題なんです。実は2011年にリリースされた、ギル・スコット・ヘロンの2010年の遺作『I'm New Here』をUKの気鋭若手クリエーター ジェイミーXXが、ギルのボーカルをそのままに音を再構築したアルバム『We're New Here』というアルバムがありまして。そのラスト13曲目「I'll Take Care Of You」のトラックがそのままモチーフになっています。で、ドレイクのこの曲のプロデューサにもジェイミーXXの名前がクレジットされています。つまり、制作主が過去に作ったサウンドがまだそこまで日の目を浴びていないので、それを再利用したパターンのやつかと思われます(想定ですが)。もしそのパターンだとすれば、ウィルアイアムが自身のソロ作用に制作した「Impatient」を後にプロデュース曲であるエステル「American Boy」で使いまわしたのと同じ流れということになりますね。事情が違ったらごめんなさい。

11位はGlee。お得意のマッシュアップ。今回はアデルの2曲を繋げました。メインとなるのは、アップテンポの「Rumor Has It」。何気にライアン・テダー制作で、『21』からの過去のシングルに比べると一番華やかな曲なんですが、そこに2ndシングルで大ヒットした「Someone Like You」が絡む賑やかな作りになっています。で、このベーストラック「Rumor Has It」ですが、この度めでたく米向け公式第4弾シングルに決定した模様で、2月以降トップ40にも堂々エントリーする見込みです、たぶん。18位はドレイク。今週2曲目、これで『Take Care』からは都合5曲目の40ヒット。こっちはリル・ウェインをフィーチャーして、ドレイク自身もラッパーに徹したヒップホップサイドな作り。14位はリアーナ。6枚目のアルバム『Talk That Talk』からの2ndシングル。欧州の人気DJ カルヴァン・ハリスを迎えて、(HOT100で1位を爆走する曲にしては過去のメインストリームヒットと比較したらそれはそれは)えげつないほどクラブ寄りなサウンドになった「We Found Love」から一転して、この「You Da One」はまったりしたレイドバックナンバーです。この辺がリアーナの機転の早さというか、常に進化してると言うか、将棋的に先読みしてる所なのかもしれません。普通こんだけ盛り上がっていればアルバム1枚まるまる人気DJ達に曲作らせて・・みたいな展開もあったのかもしれないですが、本作はそういうアルバムにはなっていませんので、あしからず。40位はカントリー男vo. ジェイソン・アルディーン。アルバム『My Kinda Party』から実に4曲目の40ヒット。クドイくらいに言ってますが76年度生まれ勢 若手御三家の一角です。はい、ブレイク、ジェイソン、ルークの3人です。いい加減覚えましたか?何といってもこのアルバムからは「Dirt Road Anthem」(11/#7)のヒットが光りますね。feat. リュダクリスバージョンも存在するあのヒップホップナンバーです。今回は「Dirt」に比べると比較的普通のアップながら、不穏なイントロのアレンジとか心を揺さぶられること請け合いです。



 12月10日エントリー分。
 
 今週は2曲。31位はリアーナ。6thアルバム『Talk That Talk』からのタイトルカットで、これで同アルバムからは3曲目の40ヒットとなります。スターゲートプロデュースですがまったりバラードではなく、エッジの効いたアップナンバーです。前作「You Da One」に続いて売れっ子ライター エスター・ディーンが作曲を担当。エスターはほんと最近どのアーティストのアルバムクレジットでも名前を見かけるようになりましたね。リアーナのこのアルバムにも7曲ほどメインライターとして参加しています(デラックス盤だと8曲)。36位はウィルアイアム。なんでも3月に出る5年ぶりのソロアルバムからのリードカットのようです。ファーイーストなどを手掛けたキャタラックスの一連の曲のような金属的なダンスナンバーですが、なぜか彼自身とダラス・オースティンによる共作です。2011年大復活を果たした熟女ジェニロペと、2011年マルーン5のヒットによりその名前だけがラジオで連呼されまくったジャガー爺さんがゲスト参加しています。爺さんはラスト数十秒でちょっと登場するだけですが、これだけ登場パートが少ないと秒あたりの声出演ギャラが相当高いのかな、とか変なところが気になってしまいますね(笑)。


 
 
 
 12月17日エントリー分。
 
 今週は2曲。32位に入ってきたのはレディガガ。『Born This Way』からは、「Born This Way」「Judas」「The Edge Of Glory」「You and I」に続く第5弾シングル。販促シングル「Hair」も入れるとこれでアルバムからは6曲目の40ヒット。今回のアルバムはガガの80's音楽に対する憧憬が見て取れるが、この曲は割とその辺とは一線を画す感じのドライヴサウンド型エレクトロ。2012年5月10日さいたまスーパーアリーナでのライヴが決定しました。ワールドツアーとしてやっているThe Born This Way Ball
の中の1公演といった扱いになるのだそう。いっぽう37位はアデル。先日開催された第54回グラミーで主要3部門含む6部門を受賞しました。『21』からの3rdシングル。基本この人の歌は普通に幸せな形の恋愛を歌ったような歌はほぼ皆無で、どちらかというと別れた男への未練や回想を歌ったドロドロ系/怨念系が主流なのですが、今回もその既定路線を外しません。歌詞的に必ずしも若い子が聴いて楽しむような曲ではないのですが、英語圏では実際どのあたりの層にウケているのでしょう。子育ても落ち着いてひと段落してしまった所帯持ちの人たち?(海外にそのジャンルがあるか知りませんが)昼ドラ好きそうな主婦層?


 12月24日エントリー分。
 
 今週は3曲。12位はGlee。題材は、ジム・クラス・ヒーローズやコブラ・スターシップを擁する人気レーベル Fueld By Ramenに所属する3人組インディバンドFun.の曲。2011年暮れからモダンロックチャートでじわじわ上昇を続けていたこの青春謳歌「We Are Young」をカバーしてiTunes USの売り上げでは瞬間最大風速的に1位をゲットしました。この曲、オリジナルの方もとある理由で後ほど人気化しますがそれは2月のエントリーの欄で。35位はザック・ブラウン・バンド。常連。この安定感。ギターのカッティングが気持ちいいナンバーです。『You Get What You Give』からはこれで4曲目の40ヒット。38位はこっちも乾いたギターが心地よい西海岸的な快晴音アップ。本人はUKですが、この曲はケイティ・ペリーあたりに通じそうな音。プロデュースは「Price Tag」の時と同じDr.ルークで、作曲にマックス・マーティンも参加しています。



 12月31日エントリー分。
 
 今週も3曲。30位は孤高のヒット貴公子 ピットブル。エンリケ・イグレシアス、ジェニファー・ロペス、マーク・アンソニーなど往年ラテンアイドルのトップ40再降臨に悉く貢献したピットブルさんの新曲。これだけ生涯最高な状態で狂い咲きブレイクしているのにほとんど周辺で賞賛の声を聞かれないのは流石。アルバム『Planet Pit』からはこれで4曲目の40ヒットになるんですね。もちろん1枚のアルバムから4曲の40ヒットというのは、2009年の『Rebelution』からの3曲(「Krazy」「I Know You Want Me(Calle Ocho)」「Hotel Room Service」)を抜いて彼の自身最高記録です。37位は久しぶり感の漂うケシャ。2010年暮れに出した『Animal』の続編的ミニアルバム『Cannibal』に収録されていた「Sleazy」を豪華ラッパー陣を客演させてリミックスとして売り出しました。実は、2011年3月の時点で既にケシゃはこの曲を含むリミックスアルバムをリリースしていたのですが、その際はアンドレ3000だけの客演でした。
「Sleazy Remix 2.0 Get Sleazier」とパワーアップした今回は更にリル・ウェイン、ウィズ・カリファ、T.I.も追加し、もはやケシゃさんはもはやサビのフックを歌っているだけになっていますね。ちなみにオリジナルやver1.0ではケシゃもラップしています。38位は東海岸出身の男性ラッパー ワーレー(読み方 "ウェイル" じゃなかったです・・・)。2009年デビューで、2011年11月に出した2ndアルバム『Ambition』から初の40ヒットとなったのがこの曲。大手Warnerからのリリースとなり、アルバムは初動で16.4万枚売り上げました。「Sure Thing」が2011年R&B/Hip Hopチャート年間No.1になったミゲル(消臭力じゃないほう)を大々的にフィーチャーしたアダルトな雰囲気漂う"勝負ナンバー"になってます。



 
 


 


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文責: はまべ
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