Billboard Monthly Top40紹介
2011 7
月号


# Top40
デビュー

収録アルバム

曲名/アーティスト名
/プロモーショナルレーベル
最高位
1 7/2

"Lighters"
 Bad Meets Evil feat. Bruno Mars (Shady)
4
2 7/2

"Remind Me"
 Brad Paisley duet with Carrie Underwood (Arista Nashville)
17
3 7/2

"My Last"
 Big Sean feat. Chris Brown (G.O.O.D./Def Jam)
30
4 7/9

"Moves Like Jagger"
 Maroon 5 feat. Christina Aguilera (A&M/Octone)
1
5 7/9

"I Wanna Go"
 Britney Spears (JIve)
7
6 7/16

"Stitch By Stitch"
 Javier Colon (Universal Republic)
17
7 7/16

"Inventing Shadows"
 Dia Frampton (Universal Republic)
20
8 7/16

"Best Thing I Never Had"
 Beyonce (Parkwood)
16
9 7/16

"Barefoot Blue Jean Night"
 Jake Owen (RCA Nashville)
21
10 7/23

"Love You Like A Love Song"
 Selena Gomez & The Scene (Hollywood)
35
11 7/23

"You And Tequila"
 Kenny Chesney feat. Grace Potter (BNA)
33
12 7/23

"Tomorrow"
 Chris Young (RCA Nashville)
36
13 7/30

"Skyscraper"
 Demi Lovato (Hollywood)
10
14 7/30

"Pumped Up Kicks"
 Foster The People (StarTime)
3
15 7/30

"Right There"
 Nicole Scherzinger feat. 50 Cent (Interscope)
39




 7月2日エントリー分。
 
 今週は3曲。16位に初登場で入ってきたのは、エミネム&ロイスのデトロイト地元コンビ、バッド・ミーツ・エヴィルによる新曲「Lighters」。アルバム『Hell:The Sequel』からの2nd 40ヒット。今が旬のブルーノ・マーズ率いるスミージントンズ制作の楽曲です。柔らかく差し込む春の日の陽光のようなエレピはやはりスミージントンズならでは、といった感じですね。このユニットのシングルというより、初の大量外部発注で大成功を収めたエミネムのソロ作『Recovery』の延長線上といったほうがしっくりきそうな楽曲です。32位はカントリーのブラペ。毎度ながら巧みな感じの楽曲を40にインさせてきます。ちょっと真面目に今回のアルバムを眺めてみたんですが、これコンセプトアルバムなんですかね。『This Is Country Music』ってタイトルが物語るように、原点に戻って先人が築きあげたカントリーミュージックという音楽について向き合ってみた、とも取れるし、コラボにより新しい自分の一面を売り出そうとしたとも取れますね。34位はカニエのレーベルG.O.O.D.所属の新人男ラッパー ビッグ・ショーン。南部出ではなく、西海岸はサンタモニカ出身、デトロイト育ちってのが面白いですね。いよいよヒップホップも脱南部というか、新しい章が始まりそうな予感大です。ここ1年でB.o.B.、ウィズ・カリファ、そしてこのビッグ・ショーン、と周囲の期待を背負ってシーンに登場したラッパーが続きましたが、この辺で頭1つ抜ける人が出るかどうかですね。この人もそうですが、「角」がないというか、トラックが流麗ことを差し引いてもかなり和み系な雰囲気です。時代の流れでたまたまこういう曲をやっているだけなんでしょうか。


 7月9日エントリー分。
 
 
今週は2曲。8位初登場は、マルーン5&アギレラ。事情を知らないと不思議な組み合わせかもしれませんが、この春から盛り上がっているポストアメアイなNBC手がける新オーディションバラエティ『The Voice』の4人いるプロコーチ陣のうちの2人です(残り2人はシーロー・グリーンとブレイク・シェルトン)。失礼ながらどちらも正直斜陽寸前な雰囲気だったけにナイスタイミングでの企画!、と個人的に拍手喝采です。『The Voice』自体のスタンスがアメアイとは真逆に、「見た目や年齢は関係なく日は当たっていないが素質のある人材をいかに責任を持って育てられるか」というコンセプトみたいなので、コーチ役に打診されたこの二人も正直仕事のやりがいがあるというものでしょう。29位は、この人もいずれ人を育てる立場になってほしいブリトニー。出始めはアギレラと同じだけに、もはや中間管理職的貫禄です。アギレラと違うなと私個人が思うのは、俗っぽいようで全く俗っぽくないところ。うまく説明出来ないんですが、誰がどう思おうがそんなの関係なくやっているというか、ほんとあと数年後何やっているのか、何考えているのかも全く読めない、みたいな。わかったようで馴れ馴れしく近寄ったら、裏の裏のそのさらに裏かかれて全く逆みたいな。こういうポップアーティストが10年に1人くらいは居てもいいよな、と私が思う1人です。プロデュースは、マックス・マーティン&シェルバック。


 7月16日エントリー分。
 
 今週は4曲。17位と20位は先週エントリー分で紹介した新感覚育成オーディション番組『The Voice』からの候補生。17位がアダム・レヴィーン班に属する男vo.ハヴィエアー・コロンの「Stitch By Stitch」。かつてアルバムも出して、その後レーベルとの契約を失ったパターンの人です。8年前に出したアルバムジャケを見てもらえば「ああこの人か」って必ずや思い出します。デビュー盤はBillboardアルバムチャートで100位に入っています(最高91位)。一方20位はコーチ ブレイク・シェルトン班に属する女性ボーカリスト ディア・フランプトンの「Inventing Shadows」。彼女は本業ではメグ&ディアとしてバンド活動をやっているそうです。駆け出し期のジュエルをもうちょっと元気良くした、みたいなそんな感じの曲ですね。

29位はビヨンセ。巷では9年前に大ヒットしたヴァネカルの「A Thousand Miles」を彷彿とさせる(!)と話題騒然の渾身の新曲。なにぜ「Run The World (Girls)」が思いっきりチャート上でコケた形ですから。作/プロデュースには90年代に大ヒット作を連発した、あの稀代の大物プロデューサー ベイビーフェイスも名前を連ねていますが、一体どういう経緯でこうなったのか非常に勘繰りたくなるところです(笑)。38位はカントリー男vo ジェイク・オーウェン29歳。若手です。06年頃から活動していますが、一応この曲が初の40ヒットのようです。どことなく、ニッケルバックのアルバムの最後に入ってそうな曲ですね。「うぉーおーおー」ってサビの野郎コーラスや、アコギイントロなど時期的にちょっと気持ち良いテイスト満載です。
 
 
 
 7月23日エントリー分。
 
 今週は3曲。35位に入ってきたのはセレナ・ゴメス&ザ・シーン。最新作『When The Sun Goes Down』からの「Who Says」に続く2ndカット。一応彼女が音楽活動を行う際は、セレナ・ゴメス&ザ・シーンというバンドのボーカリスト、ということになります。前アルバム『A Year Without Rain』にも今アルバムにもちゃんとインナーにはザ・シーンの写真が掲載されています。4人組でなかなかブリティッシュな出で立ち。毎回結構実験色の強い曲に挑戦してるなあと思うのですが、ついに行き着きすぎたのか今回は歌謡エレクトロ路線になってしまいました。37位はケニー・チェズニー。脱夏男を目指したのか、最新作『Hemingway's Whiskey』からの今回の曲もしっとりした大人しめのナンバー。デュエット相手に選んだのは、土着系アメリカンバンド グレイス・ポッター&ザ・ノクターナルズのメインボーカル グレイス・ポッターです。もう1曲カントリー 39位は、26歳の若手男vo.カントリー クリス・ヤング。南部系ラッパーにもよくいそうな名前なので、ぱっと聴きどのジャンルの人か戸惑いますが、ヒップホップ畑ではなく、カントリー畑の人です。18週かけて40に入ってきた時点で既にRIAAの50万ダウンロードマークが付いています。これが2曲目の40ヒット。イントロから哀愁漂いまくりなある意味王道カントリーなバラード。


 7月30日エントリー分。
 
 今週は3曲。10位初登場は、ディズニー系アイドル デミ・ロヴァート。初動17.6万ダウンロードは立派です。昨秋のジョナス・ブラザーズとのツアーを終えた後、躁鬱症状などの病気療養のために施設に入って休養していたようです。このバラード曲は元々入院前にレコーディングし、退院後に再レコーディングしたそうですが、最終的に入院前のバージョンが一番心情を表わしているということで、当初のバージョンを最終版としたようです。歌詞も結構パーソナルな内容。38位はロス出身の3人組インディーズバンド フォスター・ザ・ピープル。デビューアルバム『Torches』からのリードカットとなるこの曲が、今年春頃からじわじわとモダンロックチャートで上昇を続け、ついには同チャート1位を記録。徐々にiTunesでの売上も増え、ついにはメインストリームエアプレイも稼ぎだして、ということでの40入りです。あのヴァンパイ・ウィークエンドやMGMTでも成しえていない中、このテの若手インディーズバンドの処女曲がチャートで40ヒットを記録するのはかなり異例なことと言えるかもしれません。ローファイでアナログな香りも漂わせつつ、口笛も登場し、ピーター・ビョーン&ジョンの「Young Folks」にも似たダウンビート感もヒットの一因かもしれません。来年1月には早くも来日が決まっています。39位は女性ポップボーカリスト ニコール・シャージンガーの初40ヒット。元プッシー・キャット・ドールズのメインボーカル。PCD解散前後の07年辺りからソロアルバムが出るだの出ないだの、ほぼそのリリースは都市伝説的な感じになっていましたが、ようやく本当に出ました。今年3月に発売された初ソロ『Killer Love』からのカットがこれ。アルバムバージョンでは参加していなかった50セントをゲストに迎え華麗に40イン。プロデュースは哀愁のHip Hop Trackメーカー ジム・ジョンシンなんですが、彼の音に似つかわしくなく、えらく清涼系で躍動感たっぷりです。50もニーヨと共演した「Baby By Me」で魅せたように、清涼系トラック上ではえらく輝きを見せますね。
 
 


 


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文責: はまべ
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