Billboard Monthly Top40紹介
2011 5
月号


# Top40
デビュー

収録アルバム

曲名/アーティスト名
/プロモーショナルレーベル
最高位
1 5/7

"Country Girl (Shake It For Me)"
 Luke Bryan (Capitol Nashville)
22
2 5/7

"Run The World (Girls)"
 Beyonce (Columbia)
29
3 5/14

"I Feel Pretty / Unpretty"
 Glee Cast (20th Century Fox TV)
22
4 5/14

"Party Rock Anthem"
 LMFAO feat. Lauren Bennett & GoonRock (Party Rock/will.i.am./Cherrytree)
1
5 5/21

"Just A Kiss"
 Lady Antebellum (Capitol Nashiville)
7
6 5/21

"Where Them Girls At"
 David Guetta feat. Flo Rida & Nicki Minaj (What A Music/Astralwerks)
14
7 5/21

"Motivation"
 Kelly Rowland feat. Lil Wayne (Universal Motown)
17
8 5/21

"Fast Rane"
 Bad Meets Evil (Shady)
32
9 5/21

"Dirt Road Anthem"
 Jason Aldean (Broken Bow)
7
10 5/21

"I Won't Let Go"
 Rascal Flatts (Big Machine)
31
11 5/28

"The Edge Of Glory"
 Lady Gaga (Stream Line/KonLive)
3
12 5/28

"Dirty Dancer"
 Enrique Iglesias with Usher feat. Lil Wayne (Universal Republic)
18
13 5/28

"Super Bass"
 Nicki Minaj (Young Money/Cash Money)
3
14 5/28

"Rolling In The Deep"
 Glee Cast feat. Jonathan Groff (20th Century Fox TV)
29
15 5/28

"Friday"
 Glee Cast (20th Century Fox TV)
34
16 5/28

"(It) Feels So Good"
 Steven Tyler (Columbia)
35




 5月7日エントリー分。

 今週は2曲。22位と高位初登場となったのは男vo.カントリ−シンガー、ルーク・ブライアン。最近はこのルークもですし、ブレイク・シェルトン、ジェイソン・アルディーンと76年度生まれ勢(76年4月〜77年3月生まれ)の若手男vo.テンガロンが熱いですね!何気に全員私と同級なので応援したくなります。この曲「Country Girl」は、クドカン(クドいカントリー)と、ダンカン(ダンサブルなカントリー)と、バカパク(バカ+インパクト)の境界線上のアップナンバー。忘れた頃にこういうのを聴くとはっとしますね。これをぐっとバカパク度を上げると、かの名曲トレイス・アドキンス「Honky Tonk Badonkadonk」(06/#30)になります。33位は、ビヨンセ待望の新曲「Run The World」。猫も杓子もエレクトロ一色なメインストリームポップスにあって、この人も黙っていられませんでした。一見「Single Ladies」の2番煎じを狙っただけのようにも思えますが、実はその体裁を借りつつ昨年のフロアアンセムをモロにパクるというもっと上級で悪知恵なやり方です(笑)。人呼んで「ピットブル商法」とも言います。プロデュースが元ネタの関係者スイッチ本人だからいいんですけどね。ジャンル関係なく昨年どのDJもかけまくったメジャー・レイザー(スイッチ&ディプロ)の狂い咲き打楽器系アンセム「Pon De Floor」が元ネタです。


 5月14日エントリー分。
 
 
今週も2曲。22位はグリー。TLC後期のアコースティックな名曲「Unpretty」(プロデュースがダラス・オースティンというのも花丸)を基調に、ミュージカル「ウエストサイドストーリー」から「I Feel Pretty(わたしきれいでしょ)」をメロに絡ませるマッシュアップモノ。勾配比率は、Unpretty:I Feel Pretty = 8:2くらいです。TLCは1曲くらいちゃんとカバーしてほしいんですけどね。キャリア前期にも名曲いっぱいありますよ。

一転してダンスモノに戻りますが、38位はLMFAO。ゲッタのシングルでfeaturingでこそっとクレジットされてた気がしますが、今回はメインクレジット。このご時世で、こいつらが40に入らなかったらそのチャートは嘘になりますよね。・・・というくらい、「今の流れなら40に入って当たり前」の2人が遅ればせながらようやく40インしました。本人らいわくジャンルは”パーティ・ロック”らしいんですが、一応私はエレクトロヒップホップという理解でいます。もう垣根がないから何がどうヒップホップかわからない昨今ですが。US最高位33位を記録した09年発売のデビュー盤『Party Rock』からは、すべて40ミスですが、「I'm In Miami Bitch」(08/#51)、「La La La」(09/#55)、「Shots (feat. Lil Jon)」(09/#68←この曲が一番わかりやすい)と、ダンスモノをしっかりかけるリズミック系ステーションでは確実に注目を集めていました。で、今回の「Party Rock Anthem」ですが、既にUK、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランドなどのナショナルチャートではNo.1になっているので、この曲が収録される予定の2ndアルバムが全世界でどこまで注目を浴びるのかが要注目です。
 5月21日エントリー分。
 
 今週は6曲。7位初登場はレディ・アンテベラム。どうも新作からの先行カットのようです。5月5日のアメアイのステージでこの曲をパフォーマンスしたこともあってか、初動21.1万ダウンロードのロケットスタートで、初登場7位という記録はカントリーのHOT100での初登場では最高記録のようです。今までと同じような路線ですが、若干カラオケでやるにはメロが難しくなったような気がします。14位はゲッタさんが、同郷でかつ盟友(というかほぼ弟子?)であるサンディ・ヴィーと共同制作した「Where Them Girls At」がランクイン。初動16.2万ダウンロード。サンディ・ヴィーはソロやスターゲイトとの連名で、リアーナ「Only Girl」やケイティ「Firework」、タイオ「Higher」などをヒットさせていましたが、ゲッタの大ヒットアルバム『One Love』以来となる二人の共同作業ですね。もはやゲッタお抱えラッパーのようになってしまったフローは置いておいても、ニッキが結構ハマってますね。しかしこのコはどこに出しても何をやらせても器用にこなしますね。この曲でも普通に歌ってますし。mzさんじゃないですが、ほんと1人TLC状態。31位は元デスチャ ケリー・ローランド。ソロ転向後は爆発的ヒットはないものの、ちょこちょこヒットを飛ばしながら食いつなぎ、これが「Stole」から数えて3曲目のメインクレジットでの40ヒット。エレクトロだらけのヒットチャートにあって、正統派R&Bは貴重な存在です。ちょっとミステリアスなサウンドにケリーの艶のあるボーカルが乗ります。製作はジム・ジョンシン&リコ・ラヴ コンビ。

 32位は、エミネムと、彼と同郷のロイスダ5'9によるラップデュオ バッド・ミーツ・エヴィルによるシングル。元々エミネムのキャリア初期にこのコンビで活動をしていた時期もあったらしく、詳細な経緯がわりませんが久し振りに二人でやってみようか、ということで組んだ模様。音のほうはストイック系です。37位は、絶好調76年度生まれ勢からジェイソン・アルディーン。この激渋なイントロからこの展開は全く想像つきませんが、フック以外のヴァースがほぼラップ(というか語り?)という斜め45度から切り込んだ作り。トビキーの「I Wanna Talk About Me」を初めて聴いたときに似た衝撃です。ラスト38位はカントリー男vo.トリオ ラスカル・フラッツ。カントリー界のバックスとしてボーイズバンド的に持てはやされたのも今は昔。メインのゲーリーもついに40を超えてしまいました。しかしだからこそこの曲がしっくりくるというか、今までのボーイズグループ風ACバラードとは明らかに何か違う匂いがします。2年ぶり13曲目の40ヒット。昨年11月に発売したアルバム『Nothing Like This』のラストを飾るバラードナンバーです。


 5月28日エントリー分。
 
 今週も6曲。
今週一番高順位で入ってきたのは初登場3位のレディ・ガガ。最近はアルバム発売のほんと直前にアルバムからぽんぽんと数曲小出しに新曲をiTunesで発売するようなやり方が流行っているようですが、この曲の場合も大筋その流れでしょう。iTunes的には「カウントダウンシングル」って言っているようですが、まあ要は「販促シングル」ですよね。ただこの曲の場合は元々販促で出したはずが、ウケが良いため公式3rdシングルに昇格したようですが。テーマがテーマだけにちょっと音のほうも奥行きのあるつくりになっていて、これは新機軸かも。ブルース・スプリングスティーンお抱えのEストリートバンドの人がサックスで参加してますが、ここまで「サックス」が間奏部分etcでフィーチャーされる楽曲なんておよそ20年ぶりに聴いた気がします(笑)。で、18位にエンリケ。残念ながら完全に確変入っちゃいました。第2黄金期です。この曲はアルバム『Euphinia』からの3曲目の40ヒット。オリジナルにはアッシャーだけしかフィーチャーされていませんでしたが、USシングルカットに合わせてリル・ウェインも呼んできました。もうやりたい放題ですね(笑)。音のほうは例えるならラテン高速スペーシー盆踊り?プロデューサーのレッドワンもわざとやってるのか、お祭り男にふさわしい慎重かつ大胆なサウンドを提供しています。お見事!

 22位はミナージ。デビュー盤『Pink Friday』から、「Check It Out」「Your Love」「Right Thru Me」「Moment 4 Life」に続く5曲目の40ヒット。とはいえ収録されているのは16曲入りデラックス盤のみで、13曲入り通常盤にはに入っていないのでお間違えないよう。「Super Bass」という曲タイトルもさほど過剰広告ではなく、従来のシングルと比較してなんか輝きというかオーラというか躍動感がケタ違いです。最近、ラップしているときの表現力1つ取ってもこのコの器用さには本当に参っているのですが、器用貧乏って感じでもないんですよね。5年後、と言わず3年くらい先にどういう評価になっているのか凄く楽しみです。10年代きっての裏方売れっ子ライター エスター・ディーン(本人の40ヒットもありましたよね)が、ボーカル&曲作りで参加。

 ここで2曲グリー。29位はアデルのカバー。男女混成で、ドラム音すら入らぬ完全オールアカペラです。これぞハモネプの真骨頂。で、問題なのがもう1曲の「Friday」(34位)。なんでもあるコメディアンの発言がきっかけで全米中いわゆる2ch風な祭状態になってしまった「史上最低な曲」と語られる某ティーン・ポップアイドル レベッカ・ブラック「Friday」のカバーらしいです。まあその祭りの要因は多分このコのバックグラウンドやPVも含めてなんでしょうが、名だたるアーティストや有名人含め誰もがこの曲をこぞってカバーして茶化したということなんで全米あげての一大ムーヴメントなんでしょう。私も現地で体験してないんでピンと来ないんですが、気になる方は、「Rebecca Black Friday 史上最低」あたりでググってみてください。個人的には、レベッカのこの曲、PV抜きで楽曲だけに限って言えば、「全編棒読み調 無機質メロ」&「抑揚がありそうで全く抑揚なくすーっとそのまま突入するフック部分」&「これ見よがしに取って付けただけの間奏部分のラップパート」など非常に良くできた楽曲だと思うんですが。没個性なダンスポップだらけの世の中にあって、これは斬新。
 
 ラスト35位は、まさかのスティーヴン・タイラー。エアロスミスやないか(笑)。
まあ今ジェニロペと共に新米アメアイ審査員やっていますが何故このタイミングでの40入りかは気になります。ただ単に喧嘩して一時的にソロ活動しているだけなんだかよくわかりませんが、この曲がバンドのために書いたのに・・・・いう噂は本当なんでしょうかね。全然関係ない話ですが、『Missundaztood』で1曲デュエットしていた心象もあって、この人とピンクは相当相性いい気がします。次回のピンクのアルバムに1曲くらい提供してくれないかなぁ、と個人的に切に願っている今日この頃。


 
 


 


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文責: はまべ
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