Billboard Monthly Top40紹介
2011 4
月号


# Top40
デビュー

収録アルバム

曲名/アーティスト名
/プロモーショナルレーベル
最高位
1 4/2

"Loser Like Me"
 Glee Cast (20th Century Fox TV)
6
2 4/2

"Get It Right"
 Glee Cast (20th Century Fox TV)
16
3 4/2

"Who Says"
 Selena Gomez & The Scene (Hollywood)
21
4 4/2

"Raise Your Glass"
 Glee Cast (20th Century Fox TV)
36
5 4/2

"Blackbird"
 Glee Cast (20th Century Fox TV)
37
6 4/2

"Written In The Stars"
 Tinie Tempah feat. Eric Turner (Disturbing London/Parlophone)
12
7 4/9

"No Sleep"
 Wiz Khalifa (Rostrum/Atlantic)
6
8 4/9

"Next To You"
 Chris Brown feat. Justin Bieber (Jive)
26
9 4/9

"Roll Up"
 Wiz Khalifa (Rostrum/Atlantic)
13
10 4/9

"Best Love Song"
 T-Pain feat. Chris Brown (Konvict/Nappy Boy/Jive)
33
11 4/9

"The Lazy Song"
 Bruno Mars (Elektra)
4
12 4/16

"John"
 Lil Wayne feat. Rick Ross (Cash Money)
22
13 4/23

"Honey Bee"
 Blake Shelton (Warner Bros.(Nashville))
13
14 4/23

"Give Me Everything"
 Pitbull feat. Ne-Yo, AfroJack & Nayer (Mr.305/Polo Grounds/J)
1
15 4/23

"A Little Bit Stronger"
 Sara Evans (RCA Nashville)
34
16 4/23

"For The First Time"
 The Script (Phonogenic)
23
17 4/23

"Price Tag"
 Jessie J feat. B.o.B. (Lava)
23
18 4/30

"Judas"
 Lady Gaga (Streamline/KonLive)
10
19 4/30

"Old Alabama"
 Brad Paisley feat. Alabama (Arista Nashville)
38
20 4/30

"Bow Chicka Wow Wow"
 Mike Posner feat. Lil Wayne (J)
30




 4月2日エントリー分。

 今週は6曲。うちGleeが4曲なので最初に纏めます。
そのうち6位「Loser Like Me」と27位「Get It Right」は、なんとGlee初のオリジナル曲です。2ndシーズン中にオリジナルソングというエピソードがあってそのエピソードとリンクする曲だそう。「Loser Like Me」は旬のマックス・マーティン&シェルバックを制作陣に迎えた、変な方向になる前のマイリーのようなわかりやすいアップ物。16位は、「Jar Of Hearts」風な、後からじわじわ盛り上がるタイプのワケアリ風バラード。36位「Raise Your Glass」、37位「Blackbird」は、言わずもがな、それぞれピンクと、ビートルズのカバ−です。24位は、セレナ・ゴメス。マイリーの不調と入れ替わるように、絶好調なゴメス様です。打ち込みリズムが心地よいですね。どこか90年代後期のアダルトロック以上モダンロック未満な清涼系ポップの香りもするし、ナタベの「Unwritten」のように上へ上へ昇華していくカタルシス系ポップスの匂いもするし。まあ、「お前どんだけ楽曲に恵まれてるんだよ」、とマイリーの代わりに私が愚痴を言っておきます(笑)。おそらく3rdアルバムからのリードカットになりそうな模様です。

そして、39位は、タイニー・テンパー。
UKの大人気男ラッパー。なんと全米上陸。アデルもUSで大爆発してますし、マムフォードも売れましたし、さりげなくUK→USの波も盛りがってますね。この曲「Written In The Stars」は、ゲストボーカルに男vo.エリック・ターナーを迎えた、必要以上に男くさくて熱血ドラマティックな、わかりやすいロックテイストの曲です。今が2011年であることすら忘れてしまう、花火でも打ちあがりそうな ど派手な間奏のギターソロ(笑)。まあUKでヒットした一連のシングル群の中で、US向けで一番ポテンシャル高いのは確かにこれでしょうね(「Pass Out」(UK #1)や「Miami 2 Ibiza」(UK #4)ではUS攻略は厳しいでしょう)。しかし、ボーカルのエリック・ターナーの存在感は半端ないです。まるでルペ・フィアスコの「Superstar」でいうマシュー・サントス状態です。誰?って感じですが。


 4月9日エントリー分。
 
 今週は5曲。
まず、「Black And Yellow」で一発当てた23歳ウィズ・カリファが6位と29位に一挙2曲イン。まず、24.4万ダウンロード売って初登場6位の「No Sleep」は、春うららなウォーミーヒップホップ。「No Sleep」とかいうタイトルだと、時節がら、「***ネロ」とか言われそうですが。さりげなく、ベビー・ブロンコ prod.。「No Sleep」に順位的に飛び越えられちゃいましたが2ndシングル「Roll Up」が、7週かけて29位。こっちは、スターゲイト制作で、イントロから鳴ってるシンセが何となくヒューマン・リーグとかあの辺を思い起こさせますが、こっちも春爛漫な感じで悪くないですね。そんな2曲を収録したデビューアルバム『Rolling Papers』は、初動19.7万枚売って初登場2位です。ぱっと見、去年でいう「B.o.B.のポジション」に巧く納まった感じですが、今後化けるかどうかは貴方次第です。

26位初登場は、クリス・ブラウン。同週27万枚売って見事1位初登場となった彼の4thアルバム『F.A.M.E.』からのエントリー。アルバム発売と同時にこのトラックも11.3万ダウンロードを記録したので、結果的におそらくアルバム中一番の人気曲だったということでしょう。それもそのはず、時のアイドル ジャスティン・ビーバー とそのお抱えプロデューサ− メッセンジャーズを引っさげてます。「春うららサウンド」を超えて、こっちはもはや「後光サウンド」。ブルーノの例の曲の時も感じだんですが、何でしょう、最近こういう天国系の音って全米で流行ってるんですか?むしろこういうのも一種のドラッグミュージック?誰か教えてください。

33位はなんとなくお久しぶり感漂うTペイン、クリス・ブラウンを添えて。クリス・ブラウンも最近は声加工しまくってるので、この顔合わせは違和感ないですね。曲のほうは、Tペインらしからぬメジャー感全快のポップスです。シーン全体がこういう音で満たされてもそれはそれでどうか、と思いますが流れなんでしょうか。これも軽く天国系です。お花畑が広がってる感じです。今年3年ぶりに発売されるアルバムからのリードカットでしょうか。

ラスト37位は、ブルーノ・マーズ。デビューアルバムから、「Just The Way You Are」「Grenade」に続く40ヒット。力みすぎて疲れたのか、あのアルバムからカットしてきたのがまさかの「Lazy Song」。うん、これは歌い手の主張もちょっと入ってますかね(笑)。休ませろ、と。たぶん戦略的にそれで正解です。ここで、「Marry You」では決してないです。「引き」を知っている男、ブルーノ・マーズは強いです。要領もいいと見ました。以上です。




 

 4月16日エントリー分。
 
 今週は1曲。22位に入ってきたのはリル・ウェインの新曲「John」。この前の「6 Foot 7 Foot」に続いて年内のリリースが期待される『Tha Carter IV』に収録されるそうです。楽しみですね。ここ数年で、間違いなく一番その存在感を世に知らしめたラッパー 、リック・ロス だけをシンプルにゲストに迎えた美しい楽曲です。プロデュースは、至宝ポロウ・ダ・ドン。リル・ウェインも若いながら色々やってきましたが、この1対1は評価対象ですね。今後後世に残したいラッパーや自分がプレゼンしたいラッパーを1組ずつゲストに迎えながら、1対1形式でやっていけば、それはそれで意義があることだと思うんですが。今や彼も、そういうシーン全体を見渡す立場にあるのかな、と。管理職ですからね。

 4月23日エントリー分。
 
 今週は5曲。なんと驚きの13位初登場は、男vo.カントリーのブレイク・シェルトン。7歳年下のミランダ・ランバートと籍入れてしまった、そんな今年35の彼が「I'll be your honey bee」とうたう曲です。働き蜂宣言?リーバ・マッキンタイアと共に司会を務めた4/3のカントリー・ミュージック・アワードでこの曲を初披露、私生活の絶好調ぶりも手伝ってのこの爆発的セールスなんでしょうか。17位に猛烈にジャンプアップしてトップ40に入ってきたのはピットブル。盟友リル・ジョンと決別し(?)、完全にエレクトロ路線に移行してからも、まだまだ表舞台で生き続けています。クリス・ブラウンをはじめ最近ポップフィールドでも人気急上昇のオランダ出身若手ハウス畑DJ アフロジャックによる制作。最近はメインストリーム畑の人たちが、ポップスで通用するクラブ畑の人脈探しに躍起になっているのか、どんどん駆り出されてる感じですね。こういう状況になると音楽的ビッグバンはそろそろでしょう(笑)。で、実際のこの曲のほうは、クラブ系だからと言って身構えることはない、すごくわかりやすいメジャー系の音です。時折アフロジャック特有の高音ポニョポニョシンセを入れてちょっと自己主張してるくらいです。38位は、サラ・エヴァンス。トップ40的には10年選手ですね。今年2月で40歳になりました。なんと6年ぶりとなるスタジオアルバム『Stronger』からのタイトルトラック。ここ数年私生活でも苦労しているだけに、いつも以上に歌に説得力が増しますね。39位は、さっきのサラエヴァと共に15週かけてようやく40に到達のザ・スクリプト。すっかり今後のアイルランドをしょってたつ的な雰囲気になってきました。「Breakeven」に続く2曲目の40ヒットです。アルバムは2ndアルバム『Science & Faith』から。1stではヒップホップ的な要素も見せていましたが、2ndでは歌がぐっと前面に出た感じですね。ラスト40位はジェシーJ。今度はUKです。新人女vo.です。UKではこの曲はNo.1。Dr.ルークプロデュースで、ほっこり系懐メロ路線。この音に合うラッパーということで、B.o.B.チョイスは正解でしょう。一昔前なら、シュガーベイブスがこういう曲をアルバムからのシングルに持ってきていましたが、彼女たちのUKでのポジションは今どうなんでしょうね。なんかお株を奪われたようで個人的には寂しい感じです、この曲が良いだけに尚更。


 4月30日エントリー分。
 
 今週は3曲。10位に初登場で入ってきたのはレディ・ガガ。5月に発売される新作『Born This Way』からの2nd先行シングル。前シングル「Born This Way」はむしろ変化球のほうで、こっちのほうがスタンダードなガガ節というか。プロデュースもレッドワンですし。音や構成だけで言えば「Bad Romance」を焼きなおしたようなスタジアム向けダンスポップで、曲名とは裏腹にまったく裏切ってません。しかし今回は聖書をモチーフにした歌詞で、ある種この内容だと冒涜とも受け取られかねない、そういう意味での破壊力は「Bad Romance」の比ではありません。まあすべて計算済でしょうがいやはや・・。打って代わってこっちは保守派なカントリーから、38位はブラッド・ペイズリー。しかも今回は重鎮アラバマをフィーチャーして、曲名も「Old Alabama」です。フィーチャリング表記ですが、アラバマにとっては99年の「God Must Have Spent A Little More Time On You (feat. N SYnc)」以来12年ぶりの40帰還となりました。ラスト40位は、巷で”えせジャスティン”と呼ばれている白人若手SSWマイク・ポズナー。デビュー盤からはこれで3曲目の40ヒット。シングル用にちゃんとこの曲を温存していたところが偉いですね。裏を返せばヒットポテンシャルが一番高い制作布陣なのでシングルカットは定石でしょう。というわけで、この曲はアルバム唯一のスミージントンズ制作曲で、ブルーノ・マースもばっちりソングライティングに関わった甘系のソウルテイストミディアム。前2シングルともちゃんと差別化を図っています。アルバムには2曲ほどシスコ・アドラー制作の曲があるんですが、この辺はカットしないのかな。うち1曲はトラヴィス・バーカ−も参加してます。
 
 



 
 


 


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文責: はまべ
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