Billboard Monthly Top40紹介
2011 2
月号


# Top40
デビュー

収録アルバム

曲名/アーティスト名
/プロモーショナルレーベル
最高位
1 2/5

"Moment 4 Life"
 Nicki Minaj feat. Drake (Young Money/Cash Money)
13
2 2/5

"Don't You Wanna Stay"
 
Jason Aldean with Kelly Clarkson (Broken Bow)
31
3 2/12

"Marry Me"
 Train (Columbia)
34
4 2/12

"Rhythm Of Love"
 Plain White T's (Hollywood)
40
5 2/19

"I Need A Doctor"
 Dr.Dre feat. Eminem & Skylar Grey (Aftermath)
4
6 2/19

"Look At Me Now"
 Chris Brown feat. Lil Wayne & Busta Rhymes (Jive)
6
7 2/19

"S&M"
 Rihanna (SRP/Def Jam)
1
8 2/26

"Born This Way"
 Lady Gaga (Streamline/KonLive)
1
9 2/26

"Hit The Lights"
 Jay Sean feat. Lil Wayne (Cash Money)
18
10 2/26

"I Do"
 Colbie Caillat (Lava)
23
11 2/26

"Firework"
 Glee Cast (20th Century Fox TX)
34
12 2/26

"Thriller/Heads Will Roll"
 Glee Cast (20th Century Fox TX)
38




 2月5日エントリー分。

 今週は2曲。37位はニッキ・ミナージ。親方リル・ウェインをしのぐ勢いで客演しまくっていますが、デビューアルバム『Pink Friday』からの40ヒットは、「Your Love」「Check It Out」「Right Thru Me」に続いて、今回で実に4曲目です。どポップな曲が大半を占めるあのアルバムの中にあっては、かなりヒップホップ寄りで、ある意味良心的な曲(笑)。初期カニエ風な流麗なトラックに乗せて、いつになくおふざけなしで真面目にラップしています。39位はカントリー男vo.ジェイソン・アルディーン、ケリクラを添えて。昨年出した4thアルバム『My Kinda Party』からの2曲目のヒット。「She's Country」で鮮烈な40デビューを飾ったのが08年。若干34歳ですが着々とHOT100的にもチャートヒットを積み重ねています。この曲はかなりパワーバラードタイプの曲。女ならマルマク、男ならローンスターが思い起こされるところです。例えが古くてごめんなさい。


 2月12日エントリー分。
 
 今週は2曲。38位はノリノリなトレイン。「1枚のアルバム1ヒット縛り」、は完全に止めてしまったようで、これで最新作からは3曲目の40ヒットです。今回の「Marry Me」は、むしろ次で取り上げるプレイン・ホワイト・T’sがやりそうな、ほぼフルフル アコースティックギターだけのシンプルな牧歌調の曲。トレインも降り幅広くなりましたね。次40位になんとか滑り込んできたのはプレイン・ホワイト・T’s。ウクレレも入ってるし、この「ほどほどHey Soul Sister加減」はむしろこっちがトレイン?なイメージなんですけどね。チャートファンには、「20週目赤丸なしで、先週から1ランクだけアップでなんとか息も絶え絶え40位」って健気なチャートアクションはもろに応援したくなるんですけどね(笑)。

というわけで、今週の2曲は両バンド テレコみたいな感じでした。狙ってるのか(笑)?

 
 2月19日エントリー分。
 
 今週は3曲。5位初登場は御大Dr.ドレ先生の新曲でその名もずばり「I Need A Doctor」。10年前の「Forget About Dre」に続く、オレオレなタイトルですね。初動22.6万ダウンロードは立派な数字です(ダウンロードチャートは初登場1位)。ディディの「Coming Home」に続き、アレックス・ダ・キッド&スカイラー・グレイ(元ホリー・ブルック)が仕掛けた曲です。アレックス・ダ・キッドは、エミネム「Love The Way You Lie」や、B.o.B.「Airplanes」など、完全に後ろめたいヒップホップ路線の第1人者みたいになっていますね。曲に陰があるというか、もはや怨念・憎悪その他もろもろ渦巻いている感じで。結構この人の曲には様式美的なパターンがあるんで、好き嫌い別れそう。私は何度も聴かされて逆にだんだんはまってきました、この昼ドラ的な音に(笑)。

11位はクリス・ブラウンの新曲。3/18発売予定の『F.A.M.E.』からの先行カット。インヤンツインズ「Wait」とか、デビッド・バーナー「Play」に通じる一昔前に流行った音なんですが、なんとクレジット見たらプロデューサーにディプロとアフロジャックの名前が。いわずもがなのエレクトロ畑で活躍している人なんですが、ディプロは元々半分ヒップホップに足突っ込んでるようなもんなんで違和感はないです。でもまともにチャートヒットしたディプロ制作の曲ってM.I.A.の「Paper Planes」くらいですし、最近のチャートは何があるかほんとわからないなぁ、と。ちなみに、最近のクリス・ブラウンは「NO BS」「Deuces」など軒並みR&Bチャートでは大ヒットを連発しているので皆さんご心配なく(YeahX3はメインストリームラジオ用の御愛嬌ソング)。

ラスト31位は、リアーナ。アルバムの1曲目を飾るど派手なSMソングです。「Only Girl」に続く、スターゲイト&サンディ・ヴィーコンビの4つ打ちハウスポップ。この辺は、スターゲイト監修、サンディ・ヴィーが実プロデュースって感じなんでしょうね。サンディ・ヴィーは、ゲッタの『One Love』でも、シングルヒットした「One Love」や「Gettin Over」で共作していましたが、あの辺の曲に比較的近い曲。この前のBillboardで彼のインタビュー記事が載っていましたが、いま一番一緒仕事をしたいのは、ピンクとデビッド・ボウイだそうです。それはそうと、いつのまにか全米ポップチャートがヨーロッパ系プロデューサーの曲にじわじわ侵略されてきていますね。


 2月26日エントリー分。
 
 今週は5曲。まず、初登場1位で、めでたくBillboard HOT100通算第1000曲目のNo.1ソングになったのは、レディ・ガガの「Born This Way」。まあもういろんなところで言われているように、マドンナの「Express Yourself」の香りがぷんぷんする曲です。彼女の存在自体がマドンナの後継者的に見られている今、これは本人サイドからしてもかなり確信犯的にやっているのでしょう。やるべき時にみんなが望んでいることをしれっとやってのける人は私は尊敬します。結果世界中が大騒ぎしてるのだから、本人的にはしてやったりでしょう。こういうのは無視されるのが一番つらいと思います。たった3日間のカウントで、初動44.8万ダウンロードという数字がすべてを物語っています。18位はジェイ・ショ−ン。これで通産4曲目の40ヒット。最近流行りのとにかくハイパーなハウス風ポップ。今年5月に発売されるらしいアルバム『Freeze Time』に収録予定。23位はコルビー・キャレイ。お帰りなさい。07年の「Bubbly」「Realize」、09年の「Fallin' For You」に続いてこの人も通産4曲目の40ヒット。歴代ヒットシングルの中では一番はじけています。ヘッドフォンで聴くと躍動感が半端ないです。鮮魚が跳ねているような。

残り2曲はグリー。34位はケイペリのカバーで「Firework」。特筆することはないのですが、イントロの音がなんとなく変。オリジナルより超音波色が強いような。38位は、グリーお得意のマッシュアップもの。いやー、これはネタ選びがもうねぇ。まさかのヤー・ヤー・ヤーズ「Heads Will Roll」チョイス。誰がそんな知恵をグリーどもに仕込んだんだ(笑)。『It's Britz!』(10)がエレクトロポップアルバムの金字塔的に祭られて、この曲もかなり評価されたけど、まさかグリーに取り上げられて、マイケルとマッシュされるとは本人達的には思ってもみなかったでしょう。


 



 
 


 


トップページへ戻る


文責: はまべ
copyright(c) by meantime 2011 all rights reserved.