Billboard Monthly Top40紹介
2010 10
月号


# Top40
デビュー

収録アルバム

曲名/アーティスト名
/プロモーショナルレーベル
最高位
1 10/2

"Only Girl (In The World)"
 Rihanna (SRP/Def Jam)
1
2 10/2

"Dog Days Are Over"
 Florence + The Machine (Universal Republic)
21
3 10/2

"Fancy"
 Drake feat. T.I. & Swizz Beatz (Young Money/Cash Money)
25
4 10/2

"Radioactive"
 Kings Of Leon (RCA)
37
5 10/9

"Empire State Of Mind"
 Glee Cast (20th Century Fox TV)
21
6 10/9

"Telephone"
 Glee Cast (20th Century Fox TV)
23
7 10/9

"Billionaire"
 Glee Cast (20th Century Fox TV)
28
8 10/9

"2012 (It Ain't The End)"
 Jay Sean feat. Nicki Minaj (Cash Money/Universal Republic)
31
9 10/9

"Listen"
 Glee Cast (20th Century Fox TV)
38
10 10/9

"September"
 Daughtry (19/RCA)
36
11 10/16

"Toxic"
 Glee Cast (20th Century Fox TV)
16
12 10/16

"Gonorrhea"
 Lil Wayne feat. Drake (Cah Money)
17
13 10/16

"The Only Execption"
 Glee Cast (20th Century Fox TV)
26
14 10/16

"Love Like Woe"
 The Ready Set (Sire/Decaydance)
27
15 10/23

"Speak Now"
 Taylor Swift (Big Machine)
8
16 10/23

"Runaway"
 Kanye West feat. Pusha T (Roc-A-Fella/Def Jam)
12
17 10/23

"No Hands"
 Waka Flocka Flame feat. Roscoe Dash & Wale (1017 Brick Squad/Asylum)
13
18 10/23

"Check It Out"
 will.i.am. & Nicki Minaj (will.i.am.)
24
19 10/23

"I Want To Hold Your Hand"
 Glee Cast (20th Century Fox TV)
36
20 10/23

"One Of Us"
 Glee Cast (20th Century Fox TV)
37
21 10/30

"Back To December"
 Taylor Swift (Big Machine)
6
22 10/30

"Raise Your Glass"
 P!nk (LaFace)
1
23 10/30

"Lucky"
 Glee Cast (20th Century Fox TV)
27
24 10/30

"Please Don't Go"
 Mike Posner (J)
16
25 10/30

"We No Speak Americano"
 Yolanda Be Cool & Dcup (Ultra)
29
26 10/30

"Come Back Song"
 Darisu Rucker (Capitol Nashville)
37




 10月2日エントリー分。

 今週は4曲。まず、75位から3位にジャンプアップしてきたのはリアーナ。09年の『Rated R』に続き早くもリリースされる次作『Loud』(11/16発売予定)からの先行カット「Only Girl」。『Rated R』を全編人気リミキサーのChew Fuにリミックスさせた『Rated R Remix』あたりからの流れでしょうが、ついに先行カットはど真ん中のハウス寄りな音で攻めてきました。なんとなーくですが、全体的にメインストリームポップもちょっと前なら「ダンスポップ止まり」のお遊び程度だったんですが、ちょっとづつ「え?これハウスリミックスじゃなくてオリジナル?」みたいな音が混ざってきましたね。10年前の我々が今の時代にいきなりタイムスリップしたら何のこっちゃさっぱりわからんでしょう(笑)。製作は意外な組み合わせで、スターゲイトとフレンチハウスシーンの サンディ・ヴィー。どういう縁?

 21位は、フローレンス・ウェルチ率いる一人プロジェクト フローレンス・アンド・ザ・マシーン。1人なのにこの劇団色。まさに音楽界の劇団ひとり。何でもMTVアワードでのパフォーマンスがウケにウケたらしく、アワード放送直後からiTune USでこの曲がバカ売れしました。ちなみにUKでは08年23位のヒットになってます。25位はカナダのラッパー  ドレイク。アルバム『Thank Me Later』から紆余曲折あってこれで4曲目の40ヒット。昔のカニエ風な温故知新音の曲ですが、実はスゥイズ・ビーツ作。中盤で音やボーカルがくぐもるような遊びまで何処となくカニエ風。完全なパロディですか。ラスト37位はアメリカはナッシュビルのバンド キングスオブレオン。ぱっと見、実に逆輸入的な売れ方でしたが、シングル「Use Somebody」の大ヒットも手伝って『Only By The Night』でようやくUSでも大っぴらに売れた感じです。このままどんどんスタジアムな音になっていくのでしょうか。今だからこそ逆行的に初期の音を遡って聴いてみるのも楽しいかも。


 10月9日エントリー分。
 
 
今週は6曲。ほとんどGleeなのでどんどん飛ばしていきます(笑)。Gleeもついにシーズン2ですね。この前とある機会に実際のGlee TV版を鑑賞したのですが、意外と歌のシーンってそう多くないんですね。ずーっとミュージカルみたいな事やってるのかと思ってました。ちなみにシーズン2の目玉はあのフィリピンの歌姫シャリースの準レギュラー入りらしいです。はい、どうでもいいですね。。

ではGleeをまとめて。21位はジェイZ+アリシアのカバー「Empire State Of Mind」。23位はレディ・ガガ&ビヨンセのカバー「Telephone」、28位はトラヴィ・マッコイのカバー「Billionaire」、38位はビヨンセのカバー「Listen」。昨今のヒット曲連発ですね。特筆すべきはシャリースがボーカルをつとめる「Listen」でしょうか。これはGlee名義じゃなくシャリース名義にしてあげるべき。それがダメでも、せめてGlee featuring Chariceくらいは。

Glee以外の残り2曲の紹介。36位は「Down」で売れたジェイ・ショーン。あまり意識してなかったですが、この人ってインド系英国人なんですね。本名はKamaljit Singh Jhooti。これが3曲目の40ヒットです。タイトルの「2012年は終わりじゃない」って例のマヤの人類滅亡説を引き合いに出してるんでしょうか。曲は毎度お得意のいたって前向きなポジティブダンスポップです。ラスト40位はドートリー。一歩遅く10月エントリーですがタイトルは「September」。2nd『Leave This Town』からの3曲目の40ヒット。今回も実に安定感のある腰の据わった仕上がりです。


 10月16日エントリー分。
 
 今週は4曲。先にGlee 2曲をご紹介。この週はブリトニーのエピソードで使われた曲を大量リリースしたらしくHOT100はちょっとした鰤祭りでした。16位は「え?そこまでアカペラでやるの?」ってところが斬新なブリトニーの「Toxic」カバー。26位はついこの前ヒットしたパラモアのカバー「The Only Exception」。Glee効果なのか、この週だけ本家も線香花火のようにTop40に返り咲いて、25位本家、26位Glee版と、2曲の「The Only Exception」がチャート上に並ぶ珍百景と相成りました。

ではGlee以外。
17位は最近解脱感の激しいリル・ウェイン。ついに、アルバムタイトルも『I Am Not A Human Being』で、いよいよ仙人っぷりが甚だしいです。この「Gonorrhea」も、もう常人離れしすぎてて、何が何だかさっぱりわかりません(笑)。誰か解説して下さい。38位は、Jordan Witzigreuterさんのひとりプロジェクト ザ・レディ・セット。最近このパターンの一人プロジェクト多いですね。エモ/ポップパンクがエレクトロポップを消化して、最終的にアイドルポップを唱歌した、そんな流れです、宜しくどうぞ。「じぇ・じぇ・じぇ・じぇ・ジェイアール!」の掛声でお馴染みJ.R.ロッテム プロデュースですが、ショーキンやJ.デイルーロらを擁する彼のレーベルBeluga Heights所属じゃないですし、どこまでこの人をJRがバックアップしているかは不明。無期限活動休止したフォール・アウト・ボーイのパトさんとかも来年辺りにこんな音でソロで復活したら笑うよなぁ。
 10月23日エントリー分。
 
 
今週は6曲。まず今回のGleeは、ビートルズのカバー「I Want To Hold Your Hands」(36位)と、ジョーン・オズボーンのカバー「One Of Us」(37位)の2曲。前者は言わずもがなですが、後者は90'sのワンヒットワンダー 女性ボーカリストの唯一のヒット曲のカバー。向こうでは根強い人気なんですかね。元曲はフーターズのエリック・バジリアンが制作で、当時Breakoutでも1位でした。「Yeah Yeah, God Is Good」という、”神”に対してタメ口的な歌詞が衝撃的な佳曲でした。

ではGlee以外の4曲をご紹介。8位にガツンと初登場で入ってきたのはテイラー・スイフト。10月25日発売の最新アルバム『Speak Now』からのタイトルカット。この人の場合はアルバム発売とともにレコード会社が戦略的シングルとしてプッシュしていない曲までチャート入ったりとか、アルバム発売前のお約束毎週シングル1曲カウントダウンリリースとかあるので、わかりやすくどれが正規シングルか分けて書いてあるWikipediaは重宝しますね。ちなみに現時点でのアルバムからの正規シングルは「Mine」のみで、この曲は例の如く販促です。12位はカニエ・ウエスト。11/22発売予定の新作からの1stカット「Power」がちょっとコケ気味だったので心配してましたが、ちゃんとこうやってリカバリ曲をすかさず出してきますね、この人は。「Runaway」は「Power」のトゲトゲしさとは違い、包容力の高いポジティブな音質の歌モノミディアム。硬質なビートやシンセベースを基調にしながらも、上モノシンセと前向きなメロディが徐々に高揚感を煽っていきます。ゲスト参加のプッシャTは「Grindin'」(02年30位)などのヒットでおなじみの元クリプスの片割れ。昔はネプチューンズお抱えでしたが、最近カニエのレーベルG.O.O.D. Music と契約したそうです。30位は24歳のジョージア出身の新人ラッパー、ワカ・フロッカ・フレーム。1人なのに如何にもグループっぽい名前を付けるのはジャンルを問わず流行りなんでしょうか。この曲は、如何にもな音過ぎて何ともかんともですが、全体を把握するためにもチャートにはこういうのも必要でしょう。風当たりキツそうですが頑張れ若様。

34位はアルバム発売をどこまで引っ張るのか注目な新人女性ラッパー ニッキ・ミナージ。・・・と思ったらデビュー盤『Pink Friday』が11/22発売予定になってますね。この前にヒットしたアニーレノックス使いの「Your Love」もきっちり収録されてます。今回の「Check It Out」は、ラップのほうでも全面参加したウィルアイアムのプロデュース曲なんですが、これがなんと大ネタ バグルズの「Video Killed The Radio Star」使い!刷り込みってすごいもんで、あの「あーわ(泡)、あーわ(泡)」を聴くと最早某アルコール飲料CMしか思い浮かばなくなっちゃいました。考えたCMプランナーはすごいな、と。ちなみにその商品CM、サントリー(株)チューハイの「アワーズ」。


 10月30日エントリー分。
 
 今週も大量6曲。

6位初登場はテイラー・スイフト。
来年2月に大阪城ホールと武道館でのライヴが決定しました。当初は、「2010年初頭のZEPP東京ワンデイが最初で最後の来日で、もう今後は日本で拝める機会なんて絶対ないから、これは興味あるなしに関わらず絶対観ておかないと!!」的な、私のような邪な憶測を立てていた人もいるかもしれませんが、サマソニを経てこれで1年以内3度目の公式来日公演です。すっかり気分は親日派。・・・というわけで、新作『Speak Now』からの販促カットがこれです。アルバム発売前に、iTunes Music Storeでカウントダウンシングルとして売られていました。シングルにするにはちょっと控え目だけど、アルバムの中ではしっかりしたポジションを握ってそうなミディアムです。

 ピンクが11位。自身初のベスト盤からの新曲。巷ではベスト盤が待望されていたポップシンガーの一人でしたが、ここにきてようやくリリースを決めました。しかし、デビュー当時から10年近く活動をべったり見ていただけに、ベストが出ると一区切りついたみたいで妙にしんみりしちゃいますね。彼女の場合はまだまだ決して落ち目ではないですが。製作陣は、マックス・マーティン+シェルバックというお馴染みなラインアップです。

 27位はGleeで「Lucky」。ブリトニーの?と思わせておいて、実はジェイソン・ムラーズ(feat. コルビー・キャレイ)というパターンです。40ミスヒットを救ったという意味では好感が持てます。オリジナルのほうは、「I'm Yours」に続くヒットが期待されながら、全米最高位48位で終わっていました。34位は、「Cooler Than Me」が大ヒットした新人男性エレクトロSSW マイク・ポズナー。「エレクトロ系SSW」って正直なんやねん!って自分で書いてても思いますが、そういう文言で紹介しなきゃいけないほど、音楽シーンはすっかり変わってしまったのでしょうがないです。最近はDr.ルークとよくつるんでいるベニー・ブランコとの共作。サビに入った途端にここぞとばかりにピコピコ度が増すのがお茶目。

 36位は、ヨランダ・ビー・クール&ディーカップなるオーストラリア発のダンスアクトの初40ヒット「We No Speak Americano」。元ネタは56年のレナート・カローゾーネ(伊出身)なる人の「Tu vuo` fa` l'americano」(英訳:You pretend to be American)という曲。こういうヒネたクラブヒットは、欧州では超大ウケしても、最後の砦 アメリカ合衆国 ではず−−−−ーーーーーーーーーーっとガン無視されてきたわけですが、これが昨今では全米でもトップ40に入っちゃいます。やはり時代ですかね。これがウケるのなら、ドゥープ「Doop」(94/UK#1)が仮に今のヒット曲なら全米Top10は堅かったかもしれません。悔しいもんです。ちなみに、ハウスヒットの便乗王、我らがピットブル先生は早速この曲を新作にてネタに使ってます。ラスト37位はダリアス・ラッカー。カントリーでの2ndアルバムとなる『Charleston, SC 1966』からのファーストカット。文字通り、ダリアスはまだまだカントリー界で終わらないぜ的な意気込みよろしく、この曲もカントリーチャートでNo.1獲得。実に自身4曲目のカントリ−No.1ヒットです。今までのヒットに比べるとちょっと、ポップ寄りな気がしますね。



 
 


 


トップページへ戻る


文責: はまべ
copyright(c) by meantime 2010 all rights reserved.