Billboard Monthly Top40紹介
2010 6
月号


# Top40
デビュー

収録アルバム

曲名/アーティスト名
/プロモーショナルレーベル
最高位
1 6/5

"Can't Be Tarmed"
 Miley Cyrus (Hollywood)
8
2 6/5

"Dream On"
 Glee Cast feat. Neil Patrick Harris (20th Century Fox TV)
26
3 6/5

"I Dreamed A Dream"
 Glee Cast feat. Idina Menzel (20th Century Fox TV)
31
4 6/5

"Cooler Than Me"
 Mike Posner (J)
6
5 6/12

"Poker Face"
 
Glee Cast (20th Century Fox TV)
20
6 6/12

"Beautiful Day"
 Lee DeWyze (19/RCA)
24
7 6/12

"Undo It"
 Carrie Underwood (19)
23
8 6/12

"Impossible"
 Shontelle (SRP/SRC)
13
9 6/19

"Miss Me"
 Drake feat. Lil Wayne (Young Money/Cash Money)
15
10 6/19

"Dynamite"
 Taio Cruz (Mercury)
2
11 6/19

"Got Your Back"
 T.I. feat. Keri Hilson (Grand Hustle)
38
12 6/19

"This Afternoon"
 Nickelback (Roadrunner)
34
13 6/26

"Your Love"
 Nicki Minaj (Young Money/Cash Money)
14
14 6/26

"I Like It"
 Enrique Iglesias feat. Pitbull (Universal Republic)
4
15 6/26

"Never Say Never"
 Justin Bieber feat. Jaden Smith (School Boy/Raymond Braun/Island)
8
16 6/26

"Faithfully"
 Glee Cast (20th Century Fox TV)
37




 6月5日エントリー分。

 今週は4曲。8位に初登場で入ってきたのは、マイリー・サイラスの新曲。6月21日に全米発売が予定されているアルバム『Can't Be Tarmed』からのリードカット。ロックテイストな若干重めのダンスポップ
ちなみに邦題は「キャント・ビー・テイムド〜ワタシ革命」。はい、皆さん、突っ込むところですよ。26位と31位はグリー。各シリーズで唄われた曲を集めたグリーで一番核となるアルバム『Glee: The Music』の第3弾が出まして、そこからシングルに入ってきたのがこの「Dream On」と「I Dreamed A Dream」です。前者の「Dream On」は、エアロスミスのロッククラシックバラードですが、エミネムが「Sing For The Moment」で大胆にサンプリングしたので老若男女聴けばわかるでしょう。後者「I Dreamed A Dream」は、スーザン・ボイルの映像ばかりチラついちゃいますが、ミュージカル『ミゼラブル』の挿入歌。

40位はJレコーズからの新人男性シンガーソングライター マイク・ポスナー。SSWと言っても、R&B/Hip Hopフィールドを意識しながら、曲はどう聴いてもエレクトロポップという全方向対応型のいわゆる10's型のアーティストですね。こういう曲は、ほんと、どのフォーマットのラジオステーションで曲をかけたらいいのか、正直自分なら悩みます。今やオルタナロックステーションでもこういうのありっちゃありだし。9thワンダー(いまやすっかりアングラテイスト臭ぷんぷんな職人系プロデューサーの一人。かつてはデスチャの「Girl」やJay-Zのブラックアルバムに曲を提供して名を馳せた人)やウェイル(こいつもいまいち個人的にはアングラ感が払しょく出来ていないと思っている東海岸出身の文系ラッパー)らのHipHop人脈と吊るんでいますが、彼にはぜひアングラ人気で終わることなく、表舞台で頑張ってほしいものです。


 6月12日エントリー分。
 
 今週も4曲。1発目は20位でグリー。今回はレディ・ガガの「Poker Face」に挑戦。ただし、オリジナルのバージョンでなく、例のバラード・バージョン(Piano & Voice Version)を完コピです。ちなみにこのバラード・バージョンをカニエがかっこよく丹精こめてサンプリングして、キッド・クディに「Make Her Say (feat. Kanye West & Common)」として提供したのですが、なんとHOT100 最高位43位という痛恨の40ミス。そんなOMGな黒歴史があるバージョンです。それだけに、Fox側に選曲的あざとさが見えて個人的にかなり嫌なんですが。まあいいや、このバージョン日の目浴びたから。24位は、先日終わったアメアイ第9シーズンの優勝者リー・ディワイズ。ぱっと見は特徴なさげですが、今後どう化けるんでしょうか。彼、もともとインディーズからは作品を出してたようですが、これで晴れてメジャーデビューですね。ちなみにこのU2のカバーは決勝戦で歌ったものです。今まで優勝者って、優勝のご褒美でオリジナルソング歌わされてたような気がするんですが、なぜに今回だけカバー曲なんでしょう。25位はキャリー・アンダーウッド。そういやこの人もアメアイあがりでしたっけ。すっかり普通にカントリー歌手として違和感なくなりました。今回の曲も変化球というか、やけにブルージーな曲ですね。28位は、まさかまさかの2ndトップ40ヒットとなったションテル。これで貴重な一発屋がまた消えました。というわけで、お帰りなさい。08年に「T-Shirt」がぎりぎり40ヒットになったカリブ海の島国バルバドス出身の女性ポップ/R&Bシンガーです。リアーナと同郷ですし、当初は第2のリアーナか?とか(私含め)一部では騒いでたんですが、てんでダメでしたね。この曲はやけにリアーナの陰路線の曲(UnfaithfullとかRussian Roulette)を踏襲してて、意外と今後この路線で活路を見出すのかも知れません。


 6月19日エントリー分。
 
 今週は4曲。まず15位は、ドレイク。6月15日にやっと発売されたデビューフルアルバム『Thank Me Later』からの「Over」「Find Your Love」に続く3曲目の40ヒット。彼メインの名義ではこれで6曲目の40ヒット。今回はレーベルの兄貴分的な存在であるリル・ウェインとの共演。どっちも「歌えるラッパー」だけに好演が期待されましたが、残念ながら二人ともがっつりラップしてますな(笑)。まあサビではドレイクがちょっとだけ渋く歌ってますが。今回は一寸ファルセット気味?26位は、UKのポップシンガーソングライター タイオ・クルーズ。まさかの「Break Your Heart」でのUS1位デビューの興奮も冷めやらぬままの2曲目のUSでの40ヒットです。この曲はオリジナルの本国UK盤には入ってなかった楽曲で、6月にUSで改めてリリースされた『出しなおし盤』の1曲目を飾っている曲。こういうUS向けに「差し障りのないちょっとアダルト局にも色目使ってそうなオーソドックスないい曲」を持ってくるところは用意周到な感じです。

38位は、ちょっと今後が心配なT.I.さん。個人的には00年代のラッパーは「Swagga Like Us」で一緒にやってた、1. カニエ、2. ジェイZ、3. リルウェイン、そしてこの4. T.I.が四天王だと思っていて、この4人がパワーバランスを微妙に変えながら必ず誰かが一線級で注目を集めていたデッケイドだと思ってたんですが、たまたまデッケイドの変わり目でジェイZが不意に確変して、この人が沈みましたね(カニエとリルウェインは10年現在浮世人化?)。前作あれだけポップ分野でバカ売れしていたのに。この辺がUSのショウビズの難しさなんでしょうね。本作は8月にリリースが予定されている新作空のカット。古くからT.I.作品とは付き合いのあるDJ トゥーンプさん制作のなぜか妙にほのぼのしたナンバー。客演のケリが加わっることで楽曲にさらに優しさが加わった感じですね。ラスト36位はカナダのメインストリームロックバンド ニッケルバック。「How You Remind Me」から約10年。みんなのニッケルバックになってしまいました。賛否良ろなるにせよいい歳の取り方です。この曲はアルバムラストを飾るミディアムロック。前作でいう「Rockstar」のポジショニングです。今回のアルバムはマット・ランジが全面的に参加していることで、同じポップにしてもよりマスにアピールできる懐の広さが感じられます。


 6月26日エントリー分。
 
 今週も4曲。これで4週連続4曲エントリー(笑)。
まず26位に飛び込んできたのは、ニューヨークはクイーンズ出身の新人女性ラッパー ニッキー・ミナージュ。リル・ウェインさんところのヤングマネーエンタータイメント所属で、目下激売出し中。売れ線な新人は周りがこぞってゲストに呼びたがるのがこの世界の習わしですが、ご多分に漏れず彼女もこのメインデビュー曲までに相当あっちこっちでゲスト参加してました。この曲は時代が時代なのか、メインデビューにえらくポップな曲を持ってきましたねといった印象です。アニー・レノックスの95年のワンダーヒット「No More "I Love You's"」をそのまま持ってきて、えらくドリーミーで乙女な感じに仕上げていますが、これは女版「I Need Love」ですか?狙ってますか?

次32位はエンリケ。Wikipediaの写真が羽賀研二みたいで驚いたんですが、ラテンの貴公子も早35歳ですか。07年の「卓球ソング」に続く3年ぶり7度目のトップ40エントリー。「卓球ソング」はいま思い起こせば売れっ子ショーン・ギャレット作だったんですね。今回も怪しいと思ったら、どうりでレッドワンプロデュースです(レディガガで当てた人)。ただ、これぐらいの「そこそこなダンスポップ具合」ってこの人のキャラにはかなりはまり役だと思うんです。ピットブルの人選も、サビ明けに小ネタの「All Night Long」(ライオネル・リチ夫)も、”ちょうどいい感じ”です。33位はビーバー。今やジャスティンといえばビーバー。デビューヒット「One Time」以来のR&B/Hip Hopライクな楽曲です。若干エレクトロ寄りですが。客演しているちびっ子ラッパー ジェイデン・スミスって調べてみたらウィル・スミスの実息子じゃないですか!平成6年生まれが、平成10年生まれを客演する時代ですよ、お父さん。怖くて西暦に直せません。というか仮に「Gettin' Jiggy With It」と「Just The Two Of Us」の間で生まれた子ですって紹介されても全く実感が湧きません。

ラスト37位は皆さんご存じGlee。Gleeシーズン1の最終回「Journey」の中で使われた6曲を収録したEP 『Journey To Regionals』からの曲でジャーニーのカバー「Faithfully」(83/12)。他にも例の「Don't Stop Believin」ほかジャーニーが計3曲収録されてます。人気の回だったのかこのEPはリリース初週で15.8万枚売ってアルバムチャート1位になってます。
 
 


 


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文責: はまべ
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