Billboard Monthly Top40紹介
2008 11
月号


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# Top40
デビュー

収録アルバム

曲名/アーティスト名
/プロモーショナルレーベル
最高位 視聴
1 11/1

"Fearless"
 Taylor Swift (Big Machine)
9
2 11/1

"Chicken Fried"
 Zac Brown Band (Roar)
20
3 11/1

"Freeze"
 T-Pain feat. Chris Brown (Konvict/Nappy Boy/Jive)
38
4 11/8

"If I Were A Boy"
 Beyonce (Roar)
3
5 11/8

"T-Shirt"
 Shontelle (SRP/SRC)
36
6 11/15

"You're Not Sorry"
 Taylor Swift (Big Machine)
11
7 11/15

"Just Dance"
 Lady Gaga feat. Colby O'Donis (Streamline/KonLive/Cherrytree)
1
8 11/15

"Green Light"
 John Legend feat. Andre 3000 (G.O.O.D.)
24
9 11/22

"Heartless"
 Kanye West (Roc-A-Fella/Def Jam)
2
10 11/22

"You Belong With Me"
 Taylor Swift (Big Machine)
2
11 11/22

"Decode"
 Paramore (Fueled By Ramen/Chop Shop)
33
12 11/22

"Single Ladies (Put A Ring On It)"
 Beyonce (Music World)
1
13 11/22

"Shattered (Turn The Car Around)"
 O.A.R. (Everfine/Atlantic)
36
14 11/29

"White Horse"
 Taylor Swift (Big Machine)
13
15 11/29

"Chinese Democracy"
 Guns N' Roses (Black Frog/Geffen)
34
16 11/29

"If Today Was Your Last Day"
 Nickelback (Roadrunner)
35
17 11/29

"Bust Your Windows"
 Jazmine Sullivan (J)
31
18 11/29

"Chopped 'N' Skrewed"
 T-Pain feat. Ludacris (Konvict/Nappy Boy/Jive)
27




 11月1日エントリー分。

 今週は3曲。
はい、テイラーさんが9位にいきなり初登場。8月の「Change」、9月の「Love Story」、10月の「Fearless」で、なんと毎月連続シングルリリースと俄然気合入ってます。こういう売り方も最近では追随者がどんどん出てきたのでもうとやかく言いません。同じく今これ書いてる時点(10/30)で、すでにこの次の「You're Not Sorry」がiTMSチャートで2位になってますんで、来々週40に上位で入ってくるんでしょう。ただカントリー局向けには「Love STory」を一貫してアルバムからの先行プロモカットとしてプッシュしてるので、この曲がラジオでエアプレイを稼いでいるわけではありません。昔CDシングルで発売前のアルバムからのスニペットを入れるのが流行りだったように、まああれを大掛かりにやってるのが最近のこういった戦略なのかなと思っとります。くどいですが「初登場1位予定」のアルバムは11/11発売。36位は名前の通りザック・ブラウンを中心とするカントリー5人組ザック・ブラウン・バンド。こういうのはオルタナカントリーとは言わないんですかね。よくわかりませんが。もっとドラムを軽くしてアコギだけでやったら意外とメインストリームやトリプルAステーションでも通用しそうな感じなんですけどね。サビでの小気味よいメロが癖になりそうです。ラスト38位はT-ペイン。テイラー・スイフトと同日リリース対決となる11/11発売のアルバム『Thr33 Ringz』からの2nd先行カット。ジャスティン&ティンバっぽい曲間でのヒューマンビートボックスや、どことなく夏を感じさせるサウンドなど、これは結構T-ペインの新機軸かも。


 11月8日エントリー分。
 
 
今週は2曲。
まずダウンロードシングル発売で68位から3位に入ってきたのはビヨンセの新曲。11/18発売の『I Am...Sasha Fierce』からの1stカット。今回も豪華な制作陣がアルバムに携わっているようですが、その中で栄えあるリードカットに選ばれたのはファーギーの「Big Girls Don't Cry」で当てたトビー・ギャッド。ポップでありながら、奥行きも感じさせる音作りは興味深いです。スターゲイト(ノルウェー)にしてもこのトビー(ドイツ)にしてもそうですが、欧州出身のプロデューサーが全米に出張ってきて、一線級のアーティストの曲を手掛けているのはなんかちょっと面白いですね。36位はショーンテール。ちょっと前にトップロゴを飾った彼女です。ようやくトップ40入ってくれました。リアーナと同じカリビアン。バルバドス出身。最初はリアーナ効果もあってなのか、と色眼鏡で見てましたがいやはや曲が可愛くてよく出来てます。声もかわいいし。リズミック系では全くヒットしていなく、主にメインストリーム/トップ40局中心でエアプレイされているようです。
 
 11月15日エントリー分。
 
 今週は3曲。
まずは、ほぼほぼ毎週恒例のテイラースイフト。今週は11位で入ってきました。これからこういうシングル戦略の場合は、「正規シングル」「販促シングル」と分けて呼んだほうがいいかもしれません。呼び方は私が勝手につけたものですが、「正規シングル」はきちんとしたアルバムからのシングルカット曲としてレコード会社がラジオ局にプッシュしている曲。一方「販促シングル」はPV作ったりとかプロモ盤を配布したりはせず、レコード会社が単純にアルバム販促用として販売前の新作や場合によっては新装盤などから切り取って、ネット小売り向けにばら撒くだけのシングル。『Fearless』の場合、「Love Story」が前者で、それ以外が後者ですね。まあそれはそれとして、この曲。最初はピアノだけで静かな出だしなんですが、徐々に音が分厚くなってきてこういうアレンジ好きな人には堪らないんでしょうね。中心にいるキャラクターが相当強いか輝きを放たないとトラック負けしてしまいそうなトラック。

27位は新人女Vo.レディ・ガガ。アーティスト名はやはりというかクイーンの「Radio Gaga」をもじったものらしいです。この曲「Just Dance」はエレポップはエレポップですが、エロカッコイイ系かダサカッコイイ系かの2択だとすればこれは後者かと(←褒め言葉ね(笑))。最近はいきなり突拍子もなく売れる新人が多くて全くついていけません。・・・と思いきやエイコン傘下じゃないですか。この曲にも参加しているコルビー・オドニス(「What You Got」が今年40ヒット)や、カージナル・オフィシャル(「Dangerous」が今年40ヒット)と同じKon Live Distribution所属。一時期はT-ペイン圧倒的優勢たったんですが、ここ最近のファミリー勢力拡大を見てもエイコンのほうに流れが戻って来た感じが否めません。しかしゲストのコルビー・オドニスの歌い方がこの曲では本当にエイコンそっくりで、エイコン本人と絡むともう何が何だかわかりません。最後31位はジョンレジェちゃん。お久しぶりで、2003年の「Ordinary People」以来の40入りです。アルバムにはカニエとネプチューンズ共作曲も入ってて面白そうですが、この曲も相当変です。アウトキャストのアンドレ3000と一緒になり陽光トラックの中を自由に泳ぎまくっていて、実に気持ち良さそうです。ああ、音がまばゆい(笑)。


 11月22日エントリー分。
 
 
今週は5曲。まず4位はカニエ・ウエスト。11/24にいよいよ発売になる4thアルバム『808s & Heartbreak』からの「Love Rockdown」に続く2ndカット。今回も超ストイック(笑)。80年代に活躍したアラン・パーソンズ・プロジェクトの「Ammonia Avenue」という曲の2分30秒くらいのポッポッポッポッ・・したバックトラックをミニマルにサンプルしてます。PMドーンとか一時期のネリーもAORヒップホップはやってたけど、あの辺りとはまた違う感じのAOR具合ですね。アルバムはAutoTuneをどこまで使いこなせているか、あと自身が目指した「POPアルバム」をどう表現しているのかに期待が高まります。次12位は、今週も来ましたテイラー・スイフト。「You Belong With Me」今週のテイラー・スイフトはちょっと軽めです。湿度25%。間奏のところなんかシックスペンスの「Kiss Me」とかあの辺のスイーツ系黄金ポップスをにおわす瞬間もあるんですけど、いかんせん露出多すぎでちょっと勿体無さが減退してるのが勿体ない感じです(笑)。アルバムは初日だけで21.7万枚売ったそうです。おめでとう。34位は紅一点ヘイリー・ウイリアムズがボーカルを取るバンド パラモアの2曲目のヒット。HOT100ではもうちょいでしたが、「Misery Business」のあとだいぶポップな「That's What You Get」がメインストリーム局でヒットしていました。今回も同様にポップで、オルタナロック臭やパンクロック臭はほとんどありません。アルバム『Riot!』からではなく、サントラ『Twilight』からの曲です。

39位はビヨンセ。実は「Irreplaceable」がキャリア史上最高のヒットになったことで自身も相当進むべき道を迷ったのか、新作はバラードサイドとダンスサイドの2枚組という戦略に打って出ました。しかし昨年のアギレラのようにフル実装の2枚組ではなく、少数精鋭で2枚でやっと1枚のアルバム分という曲数で、どちらかというとアナログ盤のA面/B面みたいな雰囲気を意識したのかもしれません(豪華盤や日本盤はその意図を無視するかのようにくそいっぱいボートラが入っていますが)。この曲はダンスサイドの1曲目を飾る曲。この曲調ではおそらく誰も気づかないでしょうが、トリッキー・スチュワート&ザ・ドリーム、いわゆる「Umbrella」チームによる制作。ビヨセンのアップというとどうしてもホーン系というイメージが先行しますが、今回はエレクトロ系うわもの+最低限の打楽器程度なシンプルな音使いです。そんな中俄然ヒューマニズムをアピールするのが40位に入ってきたトップ40初登場のO.A.R.。メリーランド出身の6人組アメリカンバンドです。今までの主戦場はトリプルA系チャートで、「Shattered」がビッグヒットするまでは2005年の「Love & Memories」が一番のヒットでした。この曲がTriple AチャートでTop10ヒットになっている頃、このアメリカンロックなテイストに惹かれてAmazonでアルバムを衝動買いしたんですが、まさか数年後化けるとは思いませんでした(Gusterもぜひ続いてほしい・・・)。このテのジャムバンドにありがちで、活動はもう10年以上も続けているのに最近までほぼ全く無名に近かったという状況です。華やかな音づくりはちょっと売れ線に媚びたか?など色々な見方もあるかもしれませんが、まあこれで日の目は浴びたわけで。

 
 11月29日エントリー分。
 
 今週は5曲。すっかり更新が滞りましたな(笑)。
まず13位はテイラー・スイフト。ボートラ的な五輪がらみの「Change」をカウントすると『Fearless』から「Change」「Love Story」「Fearless」「You're Not Sorry」「You Belong With Me」に続く6曲目の40ヒット。先々週に「正規シングル」と「販促シングル」の話をしましたが、そういう意味で言うとこの曲は「Love Story」以来久々の「正規シングル」。Wikiにもきちんと2nd Official Singleと書いてあり、ポップチャートではウケてないですが、カントリーではじわじわ上がってきています。アコギ一本で静かに時に力強く歌い上げるバラード。「I'm not a princess...」ってサビが印象的。34位はガンズンローゼズ。・・・・ってさらっと紹介したけどおい!!レディオヘッド、メタリカに続く08's 40ヒットの珍事、最後のシメがこれですね(笑)。曲そのもの関係なく、もう一生見れないんでしっかと目に焼き付けとけよ、若いチャートファン!この人(ってバンドだけどね一応・・)に限ってはあれこれ言いません。とりあえず16年ぶり40ヒットウェルカムバック。アクセル・ローズ46歳。タワレコのフリーペーパーに載ってた写真が、そこはかとなく郷愁を誘ってました。35位はニッケルバック。これも販促シングルかな。アルバム発売は11/18で、このシングルは10/11にダウンロード販売されたんですが別にプロモーションされてるわけではありません。正規シングルの「Gotta Be Somebody」に続き、マット・ランジプロデュース。「広大草原ロック的な」という広い形容詞でくくってしまえば、あと特筆すべきことはありません。サビで薄くエコーするようにコーラスを被せるのが最近の彼らのお気に入りなのかな、ってことくらいですかね。38位はジャズミン・サリヴァン。「Need U Bad」に続く2曲目。グラミーではBest New Artistsほか5部門にノミネートされてます。賞はとれるんでしょうか。ダブ風R&Bに続き、今度はちょっとエキゾチックな曲を切ってきました。2000年代中盤にBEPやブリトニーはじめ色んなポップアクトがやった”ボリウッド風味”(要はインド映画音楽風)とはまたちょっと一線を画した東洋音です。インドというよりはもっとGo Westでアラブか。ラスト39位はT-ペイン。「Freeze」に続き、これで新作『Thr33 Ringz』からは「Can't Believe It」「Freeze」に続き3曲目の40ヒット。サウスヒップホップでは、通常バージョンよりもぐっと回転数を落してどろっとしたスクリューバージョンを作ったりしますがおそらくそれをアイデアに取り入れてると思います。でもスクリューだと本当はボーカルも低速になって、モゴモゴした声になんるんですけど、この曲のT-ペインのボーカルはまともですね。そういう意味ではもっと徹底してほしかった、残念。

 



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文責: はまべ
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