Billboard Monthly Top40紹介
2008 9
月号


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# Top40
デビュー

収録アルバム

曲名/アーティスト名
/プロモーショナルレーベル
最高位 視聴
1 9/6

"Whatever You Like"
 T.I. (Grand Hustle)
1
2 9/6

"So What"
 Pink (LaFace)
1
3 9/6

"All Summer Long"
 Hit Masters (Hip Kiddy)
19
4 9/6

"The Day That Never Comes"
 Metallica (Warner Bros.)
31
5 9/13

"Hot N Cold"
 Katy Perry (Capitol)
3
6 9/13

"Miss Independent"
 Ne-Yo (Def Jam)
8
7 9/13

"Love Remains The Same"
 Gavin Rossdale (Interscope)
27
8 9/13

"Do You Believe Me Now"
 Jimmy Wayne (Valory)
36
9 9/13

"Don't Think I Don't Think About It"
 Darius Rucker (Capitol Nashville)
35
10 9/20

"Just Stand Up!"
 Artists Stand Up To Cancer (SU2C)
11
11 9/20

"Mrs.Officer"
 Lil Wayne feat. Bobby Valentino & Kidd Kidd (Cash Money)
16
12 9/27

"Swagga Like Us"
 Jay-Z & T.I. feat. Kanye West & Lil Wayne (Roc-A-Fella/Def Jam)
5
13 9/27

"Love Story"
 Taylor Swift (Big Machine)
4
14 9/27

"I Don't Care"
 Fall Out Boy (Fueled By Ramen/Island)
21
15 9/27

"Let It Rock"
 Kevin Rudolf feat. Lil Wayne (Cash Money)
5
16 9/27

"Need U Bad"
 Jazmine Sullivan (J)
37




 9月6日エントリー分。

 今週は4曲。
まずダウンロードシングルが発売されて71位からいきなり1位に入ってきたのはT.I.。アルバムからデンジャ制作の先行カット「No Matter What」がまさかの40ミスで、T.I.人気危うし?と思われたんですが、なんとか続く2曲目の先行シングルとなるこの曲で立て直せました。お蔭様でアルバム『Paper Trail』も無事9/30発売でFixされた模様です。この曲はリル・ウェインの「Lollipop」を手掛け一旗揚げたマイアミのサウンドプロデューサー、ジム・ジョンシンによる制作曲。マイアミライクなスカスカな軽めのビートの中にも、どこかほんわかしたタッチのキーボードが耳に残り、聴いてて温かい気持ちになります(笑)。ちなみにトリック・ダディ「Let's Go」も彼の作品。9位は10/24に発売が予定されている5thアルバム『Funhouse』からのリードカットとなるピンク。「明るい曲調だけど沁みる唄」を歌わせたらこの人の右に出るポップ女性ボーカルはいないと思うんですが、今回もまさに200%ピンクらしい「頑張れよ。前向けよ。」的な曲調ですね(笑)。歌詞は知りませんが。リアーナ「Umbrella」もそうですが、サビ中におけるバックのトランスばりのキーボードがポイントで、やたらと煽ってきます。制作はマックス・マーティン。いつも1stシングルでわざとのように賛否分かれる曲を持ってきてその後のシングルで尻上がりに評価を上げていくような感じがしますが、今回はのっけから来ました。リアーナがやったら「Umbrella」で、ピンクがやったら「So What」になった、そんな感じです(意味不明ですみません・・)。

19位はヒット・マスターズの「All Summer Long」。
とりあえず早い話がキッド・ロックのカバーです(笑)。元々キッド・ロックの「All Summer Long」はダウンロードシングルとしてiTMSで売っていたんですが、UKでも大ヒットし全米のメインストリームラジオでもガンガンかかるようになってきた頃なぜかいきなり販売終了されてしまって、「でもこの曲買いたいよ」といったユーザがオリジナルが入手不可のため仕方なしにか、それとも事情なんか知らないし歌い手なんかさほど気にしてないから別にいいのか(特に田舎の購買層?)、このバチモンを購入しまくってダウンロードセールスがバースト的に伸びて、それが原動力でTop40入りした。・・・・・推測にすぎませんがまあざっとこんな感じかと。時を同じくしてエステルの「American Boy」もiTMSでいきなり販売終了されてしまって、同じくバチモンのスタジオ・オールスターズのバージョンがiTMSで18位まで上がっています(8/30現在)。共にアルバムを売る作戦でこんなことやってるんだったら非常に悲しいですが、そうでないことを祈ります。このパターンばっかりになるとそのうちTop40が「THE夜もヒッパレ」みたいなことになるのでぜひともやめていただきたい(笑)。ラスト31位は、この流れで紹介するには非常に違和感がありますがメタリカ(笑)。9/12に発売される2003年の『St.Anger』以来5年ぶりのアルバムとなる『Death Magnetic』からの先行カット。7分56秒の長尺曲で、Top40ソングで正規バージョンでこの長さはガンズの「November Rain」以来か?とか色々気になる曲です。今回はリック・ルービンがアルバム丸ごとプロデュースしてるようです。


 9月13日エントリー分。
 
 
今週は5曲。90'sリアルタイマーには懐かしのあの2大バンドのボーカルがソロで登場。まず一番手20位はまさかの大ブレイク、21世紀型超ビッチ系女Vo.ケイティ・ペリーの2ndシングル「Hot N Cold」がイン。「『あのシングル』の後に出しますか、これを」といった感じの清涼感あふれるデジポップ。インチ刻みでビチビチ進んでくメロ進行が快感。サビでちょいAutotune気味なのも◎。32位。これも予想に反して(失礼)、各方面で好感触なニーヨの新曲。体裁的には3rdアルバム『Year Of The Gentleman』からの「Closer」に続く2nd先行カット。今回も良き相方スターゲイトとの共同作品です。なんでしょうね、このコンビ使う音色は前からどの曲もおんなじなんですけど組み立て方を変えたというか、ちょっと角度変えて見せてますよ的な。

はい。きました37位。今週のビバ90'sまず第1弾は元ブッシュのVo.ギャヴィン・ロスデイルの「Love Remains The Same」。今やグウェン・ステファニーの旦那さんです。ビバ90'sカップル。ブッシュ懐かしいですね。Mid90'sにドロップされた1st『Sixteen Stone』はめさめさ売れました。全米で600万枚です。イギリスのバンドなんですけどね。個人的には「Machinehead」のザクザク感が好きでした。そんなグランジバンドのボーカルも齢42ともなればトリプルAです。異論反論あるでしょうが、なんともかっこいい歳の取り方じゃないですか。あの声のままこういう曲をやっているなんか不思議な感じ。中学の頃までしか知らなくて当時やんちゃだった奴が、たまたまこの前帰省してみて30代で再会してみたら、微妙に昔の面影残しながらいい感じで歳とってた、みたいな。この10数年のお互いのブランクがあるからおもしろい、みたいな。音楽の話からずれてますね(笑)。というわけで39位はジミーウェイン。カントリーの人。この人は実は40 2曲目です。なんと5年前に「Stay Gone」が40ヒットしてます。覚えてる人いたかな。なんかよくわかりませんがWikiによると前回のアルバムがUnlreleasedになってるので、カントリーといえどもヒットシングルが出ないとアルバムを出させてもらえないのか、今回はシングルがカントリーチャートで1位になったからアルバムが5年ぶりに無事出せたのね、とかいろんな思いを巡らせてしまいます。最後40位はビバ90's第2弾、フーティ&ザ・ブロウフッシュのボーカル、ダリアスのソロシングル。ブッシュのギャヴィンがトリプルAならフーティのダリアスはカントリーです。しかしレーベル名にNashvilleってついてた時にはびっくりしました。黒人カントリーシンガーって他にいるんですか?メアリー・チェイピン・カーペンターとかもその部類に入るのかな?それにしてもダリアスほんと痩せましたね。昔はつのだ☆ひろみたいだったのに。昔からバラード中心にカントリーとは相性がよさそうな雰囲気ではありましたが(どちらかというとブルースですけどね)、まあえらいハマリ様です。Mid90's当時、アラニスのあのアルバムと同じくらい、数にして全米で1600万枚近く売った1stアルバムはいまやブックオフで250円で手に入りますので未聴な若者はぜひ。

 

 9月20日エントリー分。
 
 今週は2曲。
11位はチャリティ番組『Stand Up To Cancer』から生まれたチャリティソング。ニコ動でのコメントが面白くてなんかこれだけでBreakoutみいな感じで笑えました。一応歌い始める順番というか登場する順番に頭から。ビヨンセ、キャリアン、リアーナ、シェリクロ、(ここから2番)ファーギー、レオナ・ルイス、キーシャ・コール、マイリー・サイラス、ナタベ、リアン・ライムス、メリッサ・エスリッジ姐さん(後ろでアドリブ)、メアリー姐さん、シアラ(ちょい役で)、マライアさん、アシャンティ。ほんとは交互にとかもっと複雑に絡み合って歌ってるんで詳しくは動画見てください。最近だと911がらみでネリファとラストのフレッド・ダーストの存在感がハンパなかった2001年の「What's Goin On」などがこれ系ですかね。あー、グダグダだった「Across The Universe」もありましたね。90'sの話するとチャリティじゃないですがR&B男Vo.オールスターのBMU(何気にブレイク前のアッシャーが出てたり、レニクラがギターだったりBIIMとかブラマクとか)、R&B女Vo.オールスターの『Panther』のテーマ(アン・ボーグ、TLC、SWV、エクスケイプなどの花型グループからモニカやらアリーヤやら、そら豪華)というのもありました。80's以前は紙面もないんで自重します(笑)。37位はリル・ウェイン。これが何枚目のシングルになるのか定かでないのですが『Tha Carter III』からの何個かめのカット。ポップかつR&Bライクなトラックで今んとこではこれが一番メインストリームで受けそうな感じです。ウェインもここまで来るとラップしてるのか歌ってるのかポエム読んでるのかよくわからないですね(笑)。さすが怪人。ボビバレもこの秋っぽい空気のトラックに妙にハマってます。


 9月27日エントリー分。
 
 今週は5曲。まず5位初登場は、ジェイZ+T.I.+カニエ・ウエスト+リル・ウェインの最強4組による共演曲。クレジットを見る限り最初の二人がメインみたいですが、正直曲を聴く限り誰がメインとかあんまりないような気が。ちなみに登場順はカニエ、ジェイZ、リル・ウェイン、T.I.。力関係が働いたのかT.I.の新作には収録されていません。フックはM.I.A.のリアルタイムで大ヒット中の「Paper Plains」の一節をボーカルだけ使用。プロデュースはカニエ・ウエスト。なんかストイックです。16位はテイラー・スイフト。11/11に発売される新作『Fearless』からの先行カット。先入観を抜きにして聴けば、やはりこの声に人気があるのかなと思ったり。キャラ立ちもよいのかもしれません。変に湿っぽいとこもなく、姉御肌的女Vo.カントリーに疲れた層も取り込めるのでは。アイドル臭さ(アキバ臭)もそんなにないし、ちょうど今いい立ち位置ですよね。

新作アルバムからの先行カット的な曲が続きます。
次21位はフォール・アウト・ボーイ。前作より1年半でもう新作出ます。11/4発売で、タイトルは『Folie a Deux』。前作ジャケは羊で、今回はクマ(笑)。実際の音楽的な部分でこのバンドの主導権を握っているのがパトさんなのかピートなのか僕にはよくわかりませんが、彼らの嗜好の多様性が時にバッシングの対象になっているような状況が続いたので、今回の作品は周囲の反応がいつも以上に気になります。・・にしてもまたアルバムには色々ネタになりそうな人が参加してて、また某ロック評論家に叩かれないといいんですが(笑)。後半のうねるようなノリは個人的に好きです。33位はキャッシュマネーから登場したロック・ポップアーティスト。ネット徘徊してもあんまりまともな顔写真出てないですし、レーベル的にかなりベールに包ませてるんでしょうか。いろいろ謎なんですが、この曲は彼自身のプロデュース作らしく、マイスペの紹介欄を見る限りティンバ、BEP、ネリファ、デヴィッド・バーナーなど主にヒップホップ系アーティストの楽曲でギター参加してたりそれなりに音楽的下積みしてたようです(確かに今ライナー見たらクレジットありますね)。リル・ウェインもバックについてますし、第二のライアン・テダー化したらおもしろいなあなんて。音的にはスペースロック?ディスコパンク崩れ?「ジョナスの新作に提供したんだけどボツになったらしいよ」、とか言われたら間違って「やっぱり?」とか言っちゃいそうな気も(笑)。ラスト38位はジャスミン・サリヴァン。21歳の女性R&Bシンガー。歌い方とか曲から漂う雰囲気は往年のローリン・ヒルに近いかも。トラックはダブ・レゲエ調で面白いですね。ダブ系はチャートとは全く無縁と思ってましたが。テイラー・スイフトの新作と全く同じタイトルの『Fearless』は9/23発売済。最近でこそナズとかエイミー・ワインハウスとかやってますが、もともと90年代中〜後半とかレゲエ系に強かったサラーム・レミがかなりアルバム中の曲を手掛けているのが気になります。この曲はサラーム・レミでなく、ミッシーがプロデュースで関わっています。ほんとミッシーは新人の女のコ売り出すのうまいですねぇ。感心します。

 



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文責: はまべ
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