Billboard Monthly Top40紹介
2007 8月号


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# Top40
デビュー

収録アルバム

曲名/アーティスト名
/プロモーショナルレーベル
最高位 視聴
1 8/4

"What Time Is It"
 High School Musical 2 Cast (Walt Disney)
6
2 8/4

"Sorry, Blame It On Me"
 Akon (Konvict/Upfront/SRC)
7
3 8/4

"Crank That (Soulja Boy)"
 Soulja Boy Tell'em (ColliPark)
1
4 8/4

"First Time"
 Lifehouse (Geffen)
26
5 8/11

"Let It Go"
 
Keyshia Cole feat. Missy Elliott & Lil Kim (Imani)
7
6 8/11

"Do You"
 Ne-Yo (Def Jam)
26
7 8/11

"When I See U"
 Fantasia (J)
28
8 8/11

"Who Knew"
 Pink (LaFace)
9
9 8/18

"Stronger"
 
Kanye West (Roc-A-Fella/Def Jam)
1
10 8/18

"Me Love"
 Sean Kingston (Beluga Heights)
14
11 8/18

"When You're Gone"
 Avril Lavigne (RCA)
24
12 8/25

"Ayo Technology"
 50 Cent feat. Justin Timberlake & Timbaland (Shady/Aftermath)
5
13 8/25

"LoveStoned"
 Justin Timberlake (Jive)
17




 8月4日エントリー分。

 今週は4曲がエントリー。まず6位はこの夏公開されるディズニーチャンネル制作のテレビ映画『High School Musical』の続編『High School Musical 2』から「What Time Is It」。前作はサントラ発売と同時に複数曲がチャートジャックしましたが、今回はサントラ発売前に先にシングルをダウンロード販売したためこの1曲だけがエントリー。エンディングに使われそうなクール&ザ・ギャング風のノリのブラスバンド系の曲です。7位は来週8/6(月)についに来日するエイコン。時代の嬰児となった感がありますが、一気に使われすぎるとそのあと反動が来るので彼には注意してほしいもんです。この曲はアルバム『Konvicted』には未収録で現在ダウンロードのみで販売されていますが、どうやら8月28日に出す新装盤『Konvicted』にほかの新曲3曲とともに収録されるようです。「Don't Matter」や「Lonely」などミディアム系も定評のある彼ですが、今回もビートは華やかなものの後ろでピアノがポロポロなってて同じ路線です。彼がこの曲で誰に対して謝ってるかは詳しくはWikipediaで。次28位。またまた出ました、サザンラップの新人。この曲のPVでの彼が踊るダンスが話題となりヒットしているようです(YouTubeに素人がこの曲で踊ってるビデオがたくさんあります)。タイトルからしてクランクなのかもしれませんが、掛け合いがあること以外ではもはや何がクランクの定義かよくわからないですね。50セントが昔「P.I.M.P.」でスチールドラムを取り入れてましたが、もうこれはスチールドラムとビートだけです。ソルジャー・ボーイ(またはソルジャー・ボーイ・テルエム)はMr.コリパークのレーベルからの17歳の新人ラッパー。シカゴ発。ラスト36位はオルタナバンドからメロディックバンドへと華麗なる変身を遂げた「Hanging By A Moment」「You And Me」のヒットをもつライフハウス。たぶん彼らの行く末はグー・グー・ドールズなんでしょうけど、それを見据えてのこの曲であり、このアルバムタイトルではないでしょうか。実際このアルバムを出したあとグーグーと一緒にツアー回ってるようです。「First Time」は4枚目となる新作『Who We Are』からのカットで、夏にはぴったりな野外フェス映えしそうな曲。苦しそうに喉潰しながら歌う高音メロのサビは「Hangin By A Moment」ファンもニヤリとしそうです。あと数曲決定的ヒットがあれば今の中堅的な地位から抜け出せそうなんですが・・。


 8月11日エントリー分。
 
 今週はR&Bが多めの計4曲。26位はディディとのヒットで尚更存在感を増した感がある女Vo.キーシャ・コール。9/18に発売が予定されている待望の新作からのリードカットでは大胆にもヒップホップR&Bで攻めてきました。トラックはエムトゥーメイの「Juicy Fruit」なんですが、むしろそれをサンプリングしたビギーの「Juicy」のほうを意識してますね(ミッシーが「It was all a dream...」ってネタバレしてますし)。1stシングルをこういう路線で打ち出してきたということはアルーア、トータル、フェイス・エヴァンスなど傑作ヒップホップR&B盤が多かったあの時代の空気を今に蘇らせようとしてるのかな、なんて淡い期待感を抱いてしまいます(笑)。30位はこちらも昔ながらのR&Bを現代でやろうと頑張ってるニーヨ。ただクラシックでソウルフルなやつとかオーガニックなやつならジャヒーム、ミュージック・ソウルチャイルド、インディア・アリーなどごまんといますが、彼の場合はベクトルが80年代末期〜90年代前半に向いてる感じなんですよね。少しこっぱずかしい感じのするあの時代のスイート感を演出できて(勝手にこっちが思ってるだけですが)、またそういったメロディに対して真剣に向き合っている彼の姿勢には本当に好感が持てます。28位はアメリカンアイドル3期メンのファンテージア。クリス、エリオット、キャサリンとここにきてヒット連発の超豪華5期メン、なんといってもキャリアンという稀代のクロスオーバーポップシンガーを生み出した4期メンなどと比べると地味な回ですが、一応彼女は優勝者なので他の回の連中には負けていられません。2nd『Fantasia』が出た当時レコード屋の視聴器で聴いたのですが思っていたよりも実験色の強そうな作品をやってて気にはなっていましたが、ここにきてようやくこの「When I See U」が渋くヒット。地味な曲ではありますが、しとしと降る秋の雨のようなエレピとポコポコビートが奏でる今にも泣き出しそうな物悲しげなトラック上に乗る彼女のボーカルは、決して巧くはないんですが何かを訴えかけてるような説得力があります。50セント「21 Questions」で有名なプロデューサー ミディ・マフィア制作曲。最後40位はこれが『I'm Not Dead』からの3曲目のカットとなるピンク。最初はポスタル・サービスみたいな平坦なエレロックかと思いきや、ワケアリ調の曲展開に伴って感情豊かにその様を変えていくアレンジは聴きものです。『M!ssundaztood』のときも思ったんですが、この人の原動力になっているのはやはり「コンプレックス」なんでしょうか。コンプレックスをいっぱい抱えてるシンガーほどいい曲を歌えるなんて原理はどこにもないですが、少なくともこの人だけはそういうキャラがいい方向に向いている気がします。
 8月18日エントリー分。
 
 今週は3曲がエントリー。6位はカニエ・ウエストのニューアルバムからの新曲「Stronger」。『大学中退』『履修登録遅延』に続く大学ネタ3部作ラストはついに『卒業』(9/11発売予定)。これは暗に引退を示唆してるんでしょうか?エレクトロな近未来的バックトラックはダフト・パンク「Harder, Better, Faster, Stronger」から。実はこれは新作からの2ndカットで1stシングルは結構古き良きカニエ的な茶系トラックの「Can't Tell Me Nothing」でした。28位は「Beautiful Girls」が爆発的ヒット中のレゲエ界に突如現れた貴公子ショーン・キングストン。7月31日のアルバム発売とともに2ndカットが早くも上昇してきました。ダンスホール物でも大ヒット中のリディムを使ってるわけでもなくこういうオーソドックスなピーカン・レゲエがヒットするのは実に時代錯誤的で痛快。37位はサマソニでも大いに盛り上がったらしいアブリル様。なんだかんだで彼女とは相性がいいブッチ・ウォーカー作のバラード。時代が一周りした今だからこそ00年代後半のポップスとしてはこれでいいんです。


 8月25日エントリー分。
 
 
今週エントリーの2曲ともティンバランドプロデュース。まず22位は9/11にカニエさんと同日アルバム対決となる50セント。Wikiによると「Straight To The Bank」「Amusement Park」「I Get Money」に続く4枚目のシングルカットらしいんですが、4曲目にしてようやくヒットらしいヒットになりました。鬼の目にもティンバなんでしょうか。しかしどうやったらこんな高橋名人の16連射みたいなトラックができるんだか・・。危機を感じておそらく中身を差し替えたと思われるアルバムには保険でエイコン作品ももちろん収録。その「Ayo Technology」にも参加しているティンバ・チルドレンことジャスティンが30位。こちらはアルバムからの5thカット。さすがにと思いましたがやはり今回も頑なにティンバ作(ウィル作とリックルービン作はカットしないっぽい)。ヒューマンビートボックスをうまく取り入れたアップナンバー。インタールードとつなげて5分半に端折ったvideo editも出回ってます。
 



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文責: はまべ
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