Billboard Monthly Top40紹介
2006 5月号


※視聴はすべてiTMSのリンクです。視聴するにはPCにiTunesがインストールされている必要があります。

# Top40
デビュー

収録アルバム

曲名/アーティスト名
/プロモーショナルレーベル
最高位 視聴
1 5/6

"Where'd You Go"
 
Fort Minor feat. Holly Brook (Machine Shop)
4
2 5/6

"Not Ready To Make Nice"
Dixie Chicks (Columbia)
4
3 5/6

"What's Left Of Me"
 
Nick Lachey (Jive)
6
4 5/6

"Best Friend"
 50 Cent & Olivia (G-Unit)
35  
5 5/6

"Girl"
 Paul Wall (Swishahouse/Asylum)
35  
6 5/13

"Gimme That"
 Chris Brown feat. Lil' Wayne (Jive)
15  
7 5/13

"Girl Next Door"
 Saving Jane (Toucan Cove)
31  
8 5/13

"Gettin' Some"
 Shawnna (DTP/Def Jam)
31  
9 5/20

"Snap Yo Fingers"
 Lil Jon feat. E-40 & Sean Paul Of The YoungBloodZ (BME)
7  
10 5/20

"Unfaithful"
 Rihanna (SRP/Def Jam)
6  
11 5/20

"Black Horse & The Cherry Tree"
 KT Tunstall (Relentless)
20  
12 5/20

"Say I"
 Christina Milian feat. Young Jeezy (Island)
21  
13 5/20

"It's Goin' Down"
 Yung Joc (Block/Bad Boy South)
3
14 5/20

"Enough Cryin"
 Mary J.Blige feat. Brook-lyn (Matriarch)
32  
15 5/27

"Promiscuous"
 Nelly Furtado feat. Timbaland (Mosley)
1
16 5/27

"So What"
 Field Mob feat. Ciara (DTP)
10
17 5/27

"When The Stars Go Blue"
 Tim McGraw (Curb)
37
18 5/27

"Me & U"
 Cassie (Next Selection/Bad Boy)
6  
19 5/27

"I Write Sins Not Tragedies"
 Panic! At The Disco (Decaydance/Fueled By Ramen)
7




 5月6日エントリー分。

 今週は5曲がエントリー。まず21位はリンキンパークのMCマイクシノダが結成した5人組ヒップホップユニットのフォートマイナー。ジェイZとのマッシュアップコラボ『Collison Course』も彼が発起人のようですが、やっぱり相当ヒップホップやりたかったみたい。今回のシングルは昨年出たアルバム『Rising Tied』からのカット。ピースフルで流美なトラック(でも低音はバリバリ)に女Vo.ホリー・ブルックの清らかな歌声が絶妙にマッチしたラジオ・フレンドリーなヒップホップ・バラード。ホリブル嬢のソロも同レーベル(リンキン・パークの旗揚げレーベルMachine Shop)から今年中に出るそうで楽しみですね。28位は2003年の「Travelin' Soldier」以来3年ぶりのカムバックとなったディクシー・チックス。この曲は3年前にブッシュを批判して保守的なカントリーラジオ局から壮絶なオンエア拒否をくらった事実を踏まえて、「I'm not ready to make nice / I'm not ready to back down / I'm still mad as hell」と主張する曲。さすがはディクシー娘。しかしそれ以上に「新作は全編リック・ルービンがプロデュース」というネタのほうが日本人には好まれそう。

 33位は先行してCHR/POPでヒットしていた元98ディグリーズのニック・ラシェイのソロ。ジェシカとの結婚生活がMTVでドキュメンタリーで報じられてたのも今となっては懐かしい過去の話ですね(笑)。ところでこの人2003年にもソロ出してたんですね。時の人マトリックスなんかもバックアップしてて。今回はセカンドソロからのシングルとなります。アイドルのソロ作によくありがちなピアノメインの本気バラード。サビ前で転調とかクサい。38位は50セントによってG-ユニットに引っこ抜かれたオリビア嬢(「Bizounce」が2001年15位のヒット)の満を持しての新曲。元曲は不発の自伝映画『Get Rich Or Die Tryin'』のサントラで50単独versionとして収録されていましたが、今回リミックスとしてオリビアとのデュエットナンバーとして甦りました。このバージョンは今のところダウンロードシングルとしてしか発売されていません。アッシュフォード&シンプソンの片割ヴァレリー・シンプソンの「Silly Wasn't I」をサンプリング。ラスト40位は1ランクアップでギリ40入りした白人ラッパー、ポール・ウォール。ネリーの「Grillz」にも参加していた彼はスリム・サグ、マイク・ジョーンズ、カミリオネア、ビヨンセらと同郷、いまヒップホップ的に最も熱い街ヒューストン出身。「Girl」はポール・ヤングも90年代にカバーした夕暮れソウル、シャイライツの「Oh Girl」ネタ。ちょっと早回しで目指すは第2の「Lonely」か。ギャルうけしそう。

 5月13日エントリー分。
 
 今週は3曲がエントリー。まず25位に入ってきたのはクリス・ブラウンの3rdシングル。1stシングル「Run It!」に続きスコット・ストーチのプロデュース・ナンバー。シングルカットに当たってアルバムバージョンでは入ってなかったリル・ウェインのラップも付け加えてより南部っぽい仕上がりになってます。ラップ入りバージョンはダウンロードでもコマーシャルCDでも今のところ未発売。今後これ収録して新装版で出し直すんでしょうか。34位はオハイオ出身の6人組バンド セイヴィング・ジェーン。今年はほんとポップロックが次から次へとチャートを賑わしていますが、これもティーン向けって感じの初々しいポップチューン。ボーカルMarti Dodson(なんて読むの?)は女の子ですが、このオバさん声は好き嫌いが分かれそう。ラスト39位はリュダクリス率いるDisturbing Tha Peaceのセカンドアルバムより「Georgia」に続くセカンドカット。ショウナはDisturing Tha Peaceの紅一点。リュダのデビュー曲「What's Your Fantasy」にもフィーチャーされてたので覚えている人もいるはず。トゥー・ショートの「Blowjob Betty」(なんてタイトルだ(苦笑))を声ネタで使用した、時折あえぎ声も入るバウンシーなちょいエロチューン。
 5月20日エントリー分。
 
 今週は多量6曲がエントリー。しかもうち4曲がダウンロードセールスの急伸により30ランク以上の大幅ランクアップでトップ40入りという珍しい週となりました(なんと6曲の平均は33ランクアップ)。

 まずダウンロードシングル発売で58位から入ってきた13位のリル・ジョン。印税がきちんと支払われてないことで衝突していた所属のTVTレコーズとこのほど和解が成立、『Crunk Juice』に続く新作『Crunk Rock』は今年秋から冬に発売される予定だそう。そこからのだいぶ前の先行カットとなるのが本曲。リルジョンの主催するレーベルBMEへ移籍したばかりのウエストの重鎮E-40を早速ゲストに迎え、一聴してそれとわかるリルジョンシンセがピーピー高音で泣き喚くオーソドックスなサウスクランクに仕上がってます。指パッチンリズムは「Wait」以降の影響か。BPMはやっぱり遅め、これ常識。51位から21位へ2週目でトップ40入りしたのはリアーナの『A Girl Like Me』からのセカンドカット。それにしてもシングルカットペースが速すぎくないですか?アルバム中のハイライトともいえる壮大なストリングスが盛り上げるちょいラテンフレーバーな傷心系バラード。プロデュースはミスティーク、ブルー、ジャヴィーン、アトミックキトゥンなどアイドルポップスにはめっぽう強いノルウェーの白人プロデューサ軍団スターゲイト。R&Bとポップスの程よいブレンド感が彼らの持ち味。作曲は今最も旬な男ニーヨ(レーベルメイト)。これで売れんかったウソだわな、という布陣。やっぱりヒットしました。

 79位→23位はもともとトリプルA主導で昨年11月頃よりヒットしていた女性SSW KTタンストールの「Black Horse & The Cherry Tree」。誰もが憧れるリアル黒目、黒髪ですよ。軽快なギターをバックにさくさくと歌っていく新感覚ポップス。わかりやすくいうとピンクの「Stupid Girls」から毒を抜いてカントリー風味を足した感じというべきか。時折声を張り上げるところの歌い回しがちょっとピンクっぽい。まああそこまでクドい歌い方ではないですが。え?比べるなって?失礼(笑)。それにしても中国の血を引くスコットランド人って出自はすごいな。ところでスコットランド出身アーティストのトップ40ヒットって誰以来?95年のアニー・レノックス「No More I Love You's」?正解求む。次は56位→24位と6週目で入ってきたクリスティーナ・ミリアン嬢の新作からのカット。ザ・ゲイムの「Hate It Or Love It」で大当てしたクール&ドレによるプロデュース。というかアルバム全部クール&ドレ。片割ドレはミリアンの彼氏。うーむなんとも公私混同(笑)。歌謡曲チックな緊迫感あふれるトラックはジャッキー・ムーア「Clean Up Your Own Yard」イントロより。

 49位から33位に入ってきたのはアトランタ出身の23歳の男性ラッパー ヤング・ジョック。Bad Boy Southが新たに南部のレーベルBlock Enterprisesと配給契約を締結。そこからの第1弾アーティストとなるのが彼。ゆるいのか、ゆるくないのかわかんない変な曲。クイズ番組でゲストが回答をフリップに書いてる間に流れそうなチッコンチッコン音がありえない音量でミックスされてて非常に気になります。まだiTunesで発売されてないのでYouTubeのリンク貼っておきます。アルバム『New Joc Swing』は6月6日全米リリース。大トリ60位→39位に入ってきたのはアルバム初動70万超と周囲を驚かせたメアリーJ姐さんの新作からのセカンドカット。最近名前を見る機会がめっきり減ったロドニー・ジャーキンス氏のプロデュースによるピアノの音が可愛らしいアップ。終盤では約30秒におよぶメアリーのラップが炸裂します。


 5月27日エントリー分。
 
 
今週も多量5曲がエントリー。まずは30位、おさひのネリー・ファータド。ティンバランドとは「Turn Off The Light (Remix)」で組んで以来になりますが、ティンバがMs.Jadeの「Ching Ching」で彼女の「Baby Girl」をサンプリングするなど元々相思相愛な仲。もっと早く正式に組めばよかったのに、という声が聞こえてきそうです。「Promiscuous」は今までのティンバナンバーにはあまりなかったタイプのシンセとパーカッションの彩が鮮やかなエキゾチックなナンバー。サビではティンバと歌でデュエット、それ以外はラップでデュエットとほんとやりたい放題自由奔放な曲です。サビで流れるホール&オーツ「Out Of Touch」ばりのキラキラシンセがダサカッコイイ。33位はこちらもおひさ。2003年の「Sick Of Being Lonely」以来となるジョージアのラップデュオ、フィールド・モブ。シアラがいてジャジー・フェイによるプロデュースとくれば「1,2 Step」。そうですまんまあの音です。これは売れますね。37位は2006年に出たベスト盤(ちゃっかり「Over & Over」も収録)からの新曲となるティムマク。アレンジが全然カントリーっぽくないやたらとあまーい80'sライクなバラードです。

 38位は先週のヤング・ジャックに続きBad Boyからの新人キャシー。女性R&Bシンガーです。雨粒みたいなエレクトロ音が心地よい浮遊感あふれるミディアム。ちょっとクランク&Bっぽい空気も取り入れて。ディディと最近注目度上昇中のシンガー兼プロデューサー ライアン・レズリーによるプロデュース。彼女マリオ「Here I Go」のPVにも出てたようです。父方がフィリピン人。ラスト39位に入ってきのはラスベガス出身の5人組パニック!アット・ザ・ディスコ。モダンロックチャートのほうでは「The Only Difference Between Martyrdom And Suicide Is Press Coverage」(うーむ深いタイトル)がヒットしてますがメインストリームではこっちがウケました。エモ+エレクトロニカとかいわれてますが、この曲だけ聴く感じでは割とオーソドックスっぽい雰囲気。フォール・アウト・ボーイと同レーベルFueled By Ramen出身です。それにしてもこのレーベル今すごいですな。近所の某タワレコではFueled By Ramen特集やってました。第二のDrive-Thruになれるか?

 それにしても4月、5月はゲップが出そうなくらいすごい面子です。ブレイクアウトが楽しみ。



トップページへ戻る


文責: はまべ
copyright(c) by meantime 2006 all rights reserved.