LESSON4: 

3 Doors Down
Michael Jackson
Avril Lavigne
Fabolous
Ruben Studdard
Three 6 Mafia
KT Tunstall
Sara Bareilles
Guns N' Roses
Ester Dean

It's like stayin' out at night, and way too much to drink.( Damn, I'm sorry)
It's like you change your hair,and I don't say a thing. (Damn I'm sorry)
It's like your fallin' back to sleep,with no kiss and before we hear. (Damn I'm sorry)
It's like I forgot your gift,on 02 14 03. (Damn. So sorry!)

- Rubben Studdard Sorry 2004



2000


"Kryptonite"
-3 Doors Down (#3)

あのブラッド・アーノルドがボーカルを務める00年代前半を代表するロックバンドの1つ。ブラッド・アーノルドの少し影のあるヴォーカルが、なんとなく後ろめたい曲調とあいまってなかなかの男臭さを放っている。存在は地味ながらこの曲を含め、デッケイドでトップ10ヒットを3曲、トップ40ヒットを6曲放った3ドアーズダウン。この曲は00年に発売し全米だけで600万枚売ったデビュー盤『The Better Life』からの彼らにとって
記念すべき初ヒット。このあと彼らのシングルはどんどんコンサバ色を強めていくのだが、この曲や40ヒットにならなかった次のシングル「Loser」などはしっかりとオルタナロックな輝きを放っていた(というより「Loser」はグランジといっても過言ではない)。最悪バンドの名前は忘れても、せめてボーカルのブラッド・アーノルドの名前だけでも憶えていてやってほしい。最近気づいたけどどことなくマット・デーモン似。


2001


"Butterflies" -Michael Jackson (#14)

公式なオリジナルアルバムとしては95年の『HIStory: Past, Present and Future, Book 1』に続く6年ぶりのアルバム『Invincible』からの2ndシングル。1stの「You Rock My World」(01/#10)はロドニー・ジャーキンス制作でそこそこ華やかな作風だったが、2ndのこの曲は端的に言うとかなり地味。アンドレ・ハリス制作のシルキーR&Bで、まるでマイク・シティが制作したかのような、FMラジオで深夜0時にひっそりかかりそうなタイプのジェットストリームな作風。おそらくマイケル・ジャクソンにとって最後の40ヒットになるであろう曲・・・って最初他の方に指摘されるまでは間違って書いていたけど、実は彼の没後に「Hold My Hand」(10/#39)が40ヒットになっていた。うーむ、それなら前言撤回。お後がよろしくないようで。
 


2002


"I'm With You"
-Avril Lavigne (#1)

ポップパンク世代のアイドル。ちょっときつめの目周りのメイク、ヤンキー風のルックス。デビュー曲「Complicated」とデビューアルバム『Let Go』の大成功が、カナダのど田舎出身のヤンキー娘の人生をこうも変えてしまったわけだが、いま聴くとこのデビューアルバムはなんとも初々しい。もっちり風味な「Complicated」もいいが、一番本人のイメージに合うのはむしろ2ndシングルの「Sk8er Boi」か。これは完全にポップパンク。数年後サム41のボーカルと結婚したこともなんとなく辻褄が合う(昨年離婚)。そしてその2曲を踏まえた上で、周囲の期待を裏切るようにリリースされたのが、カナダの広大な大地を想像させる3拍子調なこの「I'm With You」。この曲のハイライト部分である2番終了時の感極まった「いぇいいぇい」部分のボーカルが最近リアーナによってサンプリングされたことでも記憶に新しい。ちなみ本アルバムからの3曲のトップ10ヒットはいずれも時のプロデューサー マトリックスによるプロダクション。


2003


"Into You"
-Fabolous feat. Ashanti or Tamia (#4)

やれ小物だのメイスのパクリだのなんだと揶揄され続けたが、なんだかんだで00's語らずにはいられないニューヨーク出身のラッパー。メインクレジット物で、デッケイドでトップ10ヒット3曲、40ヒット8曲
なので結果を残したという意味では外野がとやかく言う筋合いはないだろう。この曲はファボラスにとって「Can't Let You Go」(03/#4)と並ぶ自身のキャリアでの最高ヒット。タミアがこの5年前に放った「So Into You」(98/#30)を当時から知っている人にはより楽しめるのだが、その曲を丸々トラックに使用した曲。アルバムバージョンではその当時華だったアシャンティを迎えたが、オリジナルを知る人にはご本人登場のこっちのバージョンのほうが生唾度が高い。当時のBillboardでは「or表記」がひそかに流行ったが、こうやってオリジナルのアルバムバージョンとプロモ用のシングルバージョンでゲストシンガーが違って、そこそこどっちも認めざるを得ない場合「or表記」されたものと思われる。「どっち?」って言われてもね。


2004


"Sorry 2004"
-Ruben Studdard (#9)

アメリカン・アイドルシーズン2 優勝者。そう、記憶が曖昧になっていたが実はこっちが準優勝者ではなく優勝者。なぜかショーレースで優勝者より準優勝者のほうが注目されてしまうという意味では末期のM1のようだ。話が飛んだが、なんとなくランプの魔人みたいな太っちょさんのほうがこのルーベン。この時の準優勝者がクレイ・エイケン。こっちはハムスターみたいで、いかにも草食系でスタンダートナンバー大好き、アダルトコンテンポラリーを主戦場で一生がんばります系。一方ルーベンはコテコテのR&B。この頃のアメアイはこれくらい優勝者と準優勝者の対比がわかりやすかった。そしてオリジナルアルバムからの1曲目だけは必ず売れた。この「Sorry 2004」は、優勝記念の「Flying Without Wings」(03/#2)に続く、初のデビュー盤からの1stカット。お前どんだけ謝まっとんねん、という終始謝り倒しな歌詞は当時一部で話題となった。



2005


"Stay Fly"
-Three 6 Mafia (#13)

なんとなく冬の訪れとともに聴きたくなる曲。00年代はヒップホップが大衆音楽として充分に昇華したデッケイドだと思っていて、産業ヒップホップと言えるレベルのモノがこの頃には相当出回っていたのだが(いい意味でね)、これもその当時の空気感を象徴するような曲。まさかと思われた南部の重鎮スリー6マフィアのトップ40ヒット。ノー・リミットではメジャーすぎて物足りないような人が手を出すヒプノタイズ・マインズ所属。一応彼ら自身のレーベルなんだが、最早このレーベルのことを”熱く語ってくれる人”が周りにいないのでなんとも(苦笑)。この当時はウィリー・ハッチの激渋な曲なんかサンプリングしていたが、2010年にはトランス界の貴公子ティエストとコラボしていたりして、リルジョンと同じくこの際クラブミュージック転向しようという色目が伺えないわけでもない。それも時代か。


2006


"Black Horse & The Cherry Tree"
-KT Tunstall (#20)

サラ・バレリスと間違えやすいが、こっちはギターを弾くほうの人、と覚えるとよいらしい。この曲だけ聴くといかにもアメリカは中西部出身っぽいが、実はスコットランド出身の女vo.SSW。この曲が初の40ヒット曲。オルタナカントリーか、はたまたカントリーオルタナティヴかといった装いで、ギターのザクザク感が心地よく、妙にテンポがいい。黒髪で、母方に若干アジアの血が混ざっていているせいか、ビジュアル的にはどことなく最近流行りのハーフ系読モ上がり、ハーフ系アナウンサーな香りもしたりする。この曲がデビュー曲としてはあまりに職人気質でインパクト絶大だったので次はどうするのかとハラハラしたが、しっかり次にフレンドリ−でお茶の間ライクな「Suddenly I See」で帳尻を合わせてきたところは好感。



2007


"Love Song"
-Sara Bareilles (#4)

KTタンストールと間違えやすいが、こっちはピアノを弾くほうの人、と覚えるとよいらしい。「歌えなかったラブソング」を歌ったのは織田裕二。こっちは「こんなハズじゃなかったラブソング」。邦題を発音するときは「こんなハズじゃなかった」までは棒読みで。なぜかイントロのピアノを聴いた瞬間、「ああ今日も一日頑張らなくっちゃ!」と思えてしまうその洗脳度合いはすごい。もはやこの曲を聴くと、晴れた日の朝以外のシチュエーションが思い浮かばない。ところで彼女はいま米テレビ局NBCが手がけるアカペラグループのコンテスト番組『The Sing-Off』(要はハモネプ?)で審査員をやっているらしい。そのほかの審査員がベン・フォールズと、ボーイズIIメンの高音担当ショーン・ストックマンというのはかなり豪華。しかも司会は元98デグリーズのニック・ラシェイ。『The Voice』やら『Glee』やらの裏でこんな番組が育まれていたとは。今後要注意。


2008


"Chinese Democracy"
-Guns N' Roses (#34)

ええ、こういうのは取り上げます(笑)。同年に、15年ぶりに40ヒットとなったレディオヘッドの謎ヒット「Nude」(リミックスコンテストが開催されて各楽器毎のパートがダウンロードシングルでばら売りされた影響もある)に負けず劣らずの16年ぶりの40カムバック。このバンドというか、アクセル・ローズに関してはもう何から伝えればいいのかわからないまま時が流れて状態なのだが、前の40ヒットが1993年の「November Rain」というと相当の時空的隔たりを感じる。当時生まれた子供は、この時点で高校1年生。オリンピックで言うと、バルセロナから、アトランタ、シドニー、アテネの3つをはしょって、いきなり北京だ。既にオリジナルメンバーの原形はないものの、00'sでは02年のサマソニを含め計3回と結構来日している。しかし何故にこの曲がチャイニーズ・デモクラシーなのか、とか考えだすときりがなく、もはや意味がわからない。



2009


"Drop It Low"
-Ester Dean (#38)

次のデッケイドにつながるソングライターなので是非とも名前だけでも覚えて帰ってくださいね、の体で紹介
。オクラホマ州出身のR&B系シンガーソングライター。この記事を書いている2011年10月現在で本人名義の40ヒットはこの曲1曲だけだが、彼女がソングライティングで携わったヒット曲といえば、リアーナの「What's My Name」「Rude Boy」「S&M」、アッシャーの「Hot Tottie」「Lil Freak」、ニコール・シャージンガーの「Right There」など最近活躍しているアーバン系の人には一通り絡んでいる感じ。最近ではニッキ・ミナージの「Super Bass」でも作曲を手掛けるだけでなく地声で参加、と着実に活動の場を広げている。この曲「Drop It Low」は呪文系バウンスソングwith集団ストリートダンス、と00年代後半以降ありがち系なのだが、ちょっと幼さの残る彼女のボーカルは非常に特徴的なので、もっとメインシンガーとしても表舞台で活躍してもらいたいところ。




 

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